2015年9月30日水曜日

「川とその他の流れ」星田大輔(四万民家)

こんにちは、まどかです。
今回は星田大輔さんの作品「川とその他の流れ」をご紹介します。
 
 この作品は、四万エリアの四万民家の中にあります。
空き家の畳の上で、白い布で作られ中から光を放つ作品が静かに回転しています。
畳に映る柔らかな影が動いていく様子が美しかったです。
外されて壁に立てかけられた襖や障子からは、
人が住んでいないということを実感させされました。
そこにも作品の影が映り、幻想的な雰囲気が漂っています。
 
四万エリアは四万川に沿って上っていくのですが、
この四万民家に入って作品を見ている間にも外から川の音が聞こえてきます。
空き家と作品が伝える時の流れと、いつの時代も変わらぬ川の存在を同時に
感じ取ることができました。是非耳を澄ませて四万川を感じながら、
作品に向き合ってみてください。
 
 

おすすめソフト!

こんにちは、りほです。
 
今回は道の駅「霊山たけやま」にあるおすすめグルメを紹介します。
なんとこちらではソフトクリームが150円で食べられちゃうんです!カップでこの量、食べ応えは抜群です。
コーンでも売っています。こちらは300円です。
道の駅の周りには作品が4点あるので、
ソフトクリーム片手にゆっくりまわってみてはいかがですか?
 
 

2015年9月29日火曜日

「美しき星の儚きものたち」嶋津晴美(沢渡暮坂エリア)

こんにちは、ユウコです。
 
今回は嶋津晴美さんの「美しき星の儚きものたち」についてご紹介します。
この作品は丸伊製材という建物の中にあります。
小さな空間の中にたくさんのガラス玉とロウでできた小さな花びらが浮かんでいます。
繊細な雰囲気がとっても綺麗です…!
まわりの建物や風景が茶色っぽいので、ガラスの透明感が新鮮でもあり、その美しさが一層際立っているように感じました。
また、とても綺麗な作品なのですが見ているとどこか切ないような感覚にもなりました。
なぜでしょうか。
 
ガラス玉に映る景色の分だけ、感じ方も様々なものがあるのかもしれませんね。
皆さんもぜひ実物を見て、その美しさとそこから湧き上がる感覚を楽しんでみてください。




 

「Room of a Pagan(who lived in the future)」冨安由真 (六合エリア 湯本家)

こんにちは、みおです。
今日は冨安由真さんの作品である
Room of a Pagan(who lived in the future)についてご紹介したいと思います。

この作品は六合エリアの湯本家の一室を使用したインスタレーション作品で、
一見長い間使われたある民家の一室…といったように感じるのですが、
よく見てみると薬瓶や天文書、十字架など呪術的、宗教的なモチーフが様々な
場所に散りばめられています。
そのどこか非日常的で不思議な雰囲気が湯本家とマッチして、
独特な世界観を作りだしていました。

みなさんも湯本家に足を運ばれた際は是非細かい
モチーフに注目しながらご覧になってくださいね。
 



2015年9月28日月曜日

「電球都市:旧第三小学校、中之条、群馬」村上郁(旧第三小学校)


こんにちは かおりです。今回は四万エリア、旧第三小学校に展示されている村上郁さんの作品「電球都市:旧第三小学校、中之条、群馬」をご紹介します。

 
 展示の教室、やや中心をそれた所に 天井から各々の長さのコードでつながれた
60個程のまっすぐにぶら下がった電球が見えます。
およそ大人の手のひら大の電球には、何かが映っているようです。
灰色とこげ茶の球体の中に 何やら窓辺のようものとのぞき込む自分の顔が……。

 



作者の村上郁さんは表現の一つとして、電球の中に誰かの写真と油などの液体を組み込んだ作品を何点も発表しています。当作品については、人の知覚、また捉え方の揺れ、「文化的・社会的制度によって作られた感覚と、物に対峙する肉体としての自己の間で起こる終わりなき対話」、「観念的な社会と社会の中の個と現実の間」に着眼して制作したそうです*


103日(土)午後には、伊参エリア、旧伊参小学校で村上さんも参加するビエンナーレ作家クロストークが催されます(入場無料)。
詳細 ビエンナーレ公式サイト、作家公式サイトにございますので是非チェックしてみて下さいませ。

*キャプションの言葉を一部抜粋させて頂きました)

 


「Sushi」飯野哲心(中之条伊勢町エリア)

こんにちは、またまたあべです!

今回紹介するのは、中之条伊勢町エリア、
魚とも前にあるさんの「Sushi」という作品です。
これはお店の前と2階にあるのですが、それぞれ巨大な軍艦やシャリが置いてあり、
中に入ったり上に乗ったりして寿司ネタになることができちゃうんです!
さらに、作家の飯野さんにお話をうかがうことができ、
保育園の子供たちがカートに乗せられて道を行く光景を見て、
軍艦みたいだと思い付いたことから作品ができた、と語ってくれました。




また作品を作る上で大事にしていることとして、
少年心を忘れない「男子イズム」と来場者とコミュニケーションを取ることだと
仰っていたのが印象的で、もしかしたら皆さんも板前に扮した
飯野さんに会えるかもしれませんよ。

 次作品の構想として巨大ベルトコンベアーや、
海外でこの作品などを展開してみるのも面白そう、と言っていたので、
飯野さんの今後の作品にも要注目です!
飯野さん、貴重なお話ありがとうございました~!

2015年9月27日日曜日

「水茶屋 加爾達諾 Caffe Cardano」木村吉邦(六合エリア、諏訪神社跡)

こんにちは、のぞみです。今回紹介するのは、
六合エリア、諏訪神社跡にある、木村吉邦さんの作品、
「水茶屋 加爾達諾  Caffe Cardano」です。

 白い暖簾をくぐって、階段を上っていくと、茶屋である木造の建物と、
文字が書かれた行灯が並べられています。

この作品は、中之条で高野長英がかくまわれていたという話から生まれ、
建物と行灯を組み合わせることで長英を守るための暗号となっているそうです。
残念ながら私には解読できませんでした...。

10月10日には、10:30からと、14:00からの二回に分けて茶会が開かれるそうですよ。
美しい作品とお茶を楽しみながら、中之条の景色を眺めるのも素敵ですね。

「イノシシプロジェクト/丘を超え行こうよ」飯沢康輔(伊参エリア・岩本開拓地)

こんにちは、りほです。
今回は伊参エリア・岩本開拓地にある飯沢康輔さんの
「イノシシプロジェクト/丘を超え行こうよ」をご紹介します。
 
飯沢さんは前回、前々回とこのビエンナーレに参加され、
今回が三部作の最終章とのことでした。
今回のテーマは「人と自然/社会と野生 の融合」。
 
地図に従って坂を上っていくと、広い畑一面にトウモロコシと…
二足歩行をするイノシシが!!
 
 
 
畑は飯沢さん本人が中之条に移り住んでから、耕作放棄地だった畑で再び土を作り、
種をまき育てたものです。このあたりでは耕作放棄地が増加しており、
それに伴って野生動物の被害も増加しています。
その土地の人にとってはアート作品のテーマにはあまりしてほしくないものでありましたが、
人と歴史、地域と自分が結びつきながら生まれたものであると飯沢さんはおっしゃっていました。
 
もしかしたらあなたも、タイミングが良ければ畑を覗く二足歩行のイノシシに会えるかも…!?
是非足を運んでみてください。
 
 

2015年9月26日土曜日

「花模様の部屋」加藤崇 (四万温泉エリア 旧スナック)

こんにちは、みおです。
今回は四万温泉エリア「旧スナック」にある加藤崇さんの作品
《花模様の部屋》をご紹介したいと思います。

展示会場は元来スナック、そして美容室であった場所で、
どこかレトロな雰囲気が漂う空間となっています。
作品は真っ黒な背景に作家さんご自身と様々な物が組み合わされて
撮影された写真作品で、よく見ると写真に使用されている様々な物たちは
スナックと美容室に関連した物であることが伺えます。

この場所でどんな人たちが生活していたのかな…
どこか懐かしい気持ちとちょっぴり寂しい気持ちになりながら、
新しく作品として生まれ変わったわくわく感も味わえる場所でした。



「熊を殺す」清水裕貴(旧第三小学校)

こんにちは、みさきです。
今回は旧第三小学校、校長室のなかにある清水裕貴さんの作品「熊を殺す」について
紹介したいと思います。
教室のなかに、風景の写真や本がそれぞれいくつか散らばっています。
 
本にはあるお話が書いてあり、そのお話を読んで、写真を見て…としていたら
、写真のなかに物語の光景が浮かび上がってくるような感じがしました。
写真を見るだけではなく、そこに物語がついてくることで、全然違った風景に見えたように思います。私はそんな見方をしてみました。
 
ぜひゆっくり風景を眺めてみてください。




2015年9月25日金曜日

「共生」馬場恵(「湯本家」)

こんにちは。まどかです。

 今回は馬場恵さんの作品「共生」をご紹介します。
 

作品は六合エリア長英の隠れ家「湯本家」の中にあります。
今まで見たことのない薬草の標本や種、写真のようなものが並び、
辺りを蝶が舞う様子は独特の雰囲気を醸し出していました。
様々な薬草と湯本家の歴史ある部屋という組み合わせも魅力を感じるポイントです。
薬草というのは普段なかなか見ることがないのでとても興味深く、
11つの作品を細かい部分までじっくり眺めたくなりました。
 

 そして、階段を下りた次の部屋にも作品があり、
そこはまたガラリと変わった雰囲気を感じます。
赤を基調にしたその部屋は、窓から差し込む光が作品を照らし、
きらきらと壁に影を映し出す様子がとても綺麗でした。
窓際には薬草の薬効がずらりと書かれた紙が並び、
草花と人との関わりを感じるようでした。
 

 

「風が吹く部屋」もりやゆき(伊参スタジオ)

こんにちは。ちゃみです(`・ω・´)
私が今回ご紹介するのは伊参エリアの伊参スタジオにある
もりやゆき さんの作品「風が吹く部屋」です。

 
教室に入るとそこには見覚えのある椅子と机が一組だけ置いてあります。
その不思議な空間と黒板に書かれた「着席しましょう。」の文字。
椅子に座り机の上に置かれた白い本を読み終えると…!
 
どんなことが起こるのかは実際に座って確かめて見てください^^
初めは一組だけの机と椅子からどこか寂しい印象を受けましたが
そこに座り本をめくると自分も作品の一部に入り込んだような感覚に陥り
静かで落ち着いた気持ちになれる素敵な作品でした。

2015年9月24日木曜日

「Slow ballard」戸島大輔(伊参スタジオ)

はじめまして かおりと申します。
今回は伊参エリア、伊参スタジオ二階にある戸島大輔さんの「Slow ballard」をご紹介します。
 
落ち着いた色合いの教室の中、指先でつまめそうな35cm程の羽が、
見えないくらい細い糸で固定されています。無数の真っ白な羽が空中で止まっています。
 
戸島さんはここ中之条と、中之条の小正月の行事の一つ、鳥追い祭りの 
人々や鳥たちの記憶に着想を得て制作したそうです。
鳥追い祭りは、五穀豊穣・厄除けを願い作物を荒らす鳥や獣を追い払うお祭りです。
神事ののち 町中を 掛け声をかけ大太鼓を打ち鳴らしてまわります。
 
作品もかなり大きかったのですが 教室は机が無いからかとても広く見え、
窓辺の光はまんべんなく、作品もそれを見る人も穏やかに照らしているようでした。
落ち着いた色合いの中に真っ白で微動だにしない作品が溶け込んでいくようで
この教室で時間が止まっているようで、神秘的な印象を受けました。
 



最後 大変蛇足でございますが 恐らく あまり歩み寄るとほどけていってしまいそうな細くきれいな糸で構成されているようです。ご鑑賞の際御注意頂けるとよりよく鑑賞できるかと思います。


おすすめみやげ

こんにちは!たまえです。
 
休憩がてら六合エリアにある「花の駅 花楽の里」に立ち寄りました。
ここでちょっと変わった…?!いや、とても変わっている飲み物を発見したのでご紹介。
 
味の想像がまったくつかないんです。なんでも食わず嫌いせず生きてきたわたしですが、これは初です。それがこれ。

 
 
「高原のしずく 白樺の樹液」(360円) 写真左
 
飲んでみると、香りが森っぽいというかこれ多分白樺の樹液の香りなんだろうなあ。味はというと…まあ飲んでみてください!甘いです。
水分補給によさそうなので見かけたらチャレンジ!!
 
写真右の「手作り 入山かりんとう5個入」(400円) もおすすめです。
六合の入山地区で作られた昔ながらのおやつ。かりんとうと呼ばれていますが、サーターアンダギーみたいな感じです。刻んだくるみが入っていて素朴で美味しかったです~!
 
ぜひ立ち寄ってみてください。お食事処もあります。

2015年9月23日水曜日

「生命の構築/完璧なイリュージョン(幻覚)」パドゥンサク・コチャソムロン(旧伊参小学校)

こんにちは、りほです。今回は伊参エリア・旧伊参小学校にある、タイの作家パドゥンサク・コチャソムロンさんの「生命の構築/完璧なイリュージョン(幻覚)」をご紹介します。
伊参小学校2階は国際交流エリアになっており、
外国の作家さんたちの作品が並んでいます。
こちらは竹、縄、紙、布、石など自然の素材を使って作られたインスタレーション作品です。
 
部屋に入ってみると紙粘土があり、自由に作って置いてくださいとの文字が…!
 
わたしもはりきって作って置いてみました。りんごです。
我ながら上手に出来た気がします。
作品を見ているわたしたちも自由に作家の世界に入り込めるこのような作品はとても楽しいです。
家のような形をした空間に、なにを構築していくか想像が膨らみます。
ぜひみなさんも思い思いのものを作って置いてみてください!
 

 

「穏やかな、煩わしさの世界に」(旧五反田学校)

こんにちは、またまたあべです!
今回は伊参エリア、にある松枝美奈子さんの作品、
「穏やかな、煩わしさの世界に」です。

この作品は白く薄い布で1つの通路が作られており、
布に開けられた小窓から外側に置いてある農作業の道具などが垣間見えます。
入ってみると白い布に囲まれた、普段とは違う穏やかな世界に来たようにも感じました。

しかし外の世界は確かに存在しており、
直接触れることはできないものの布の小窓からはっきりと見ることができたり、
半透明の布越しにぼんやりと存在を感じることができます。
落ち着くような、どこか落ち着かないような不安定な空間。
それが「穏やかな、煩わしさの世界に」というタイトルが表現しているようにも感じました。
木造校舎の一番奥の部屋にあるため、より不思議な世界に足を踏み入れたような感覚にさせてくれますよ!

2015年9月22日火曜日

「ROAD MOVIE」西野正将(四万温泉エリア、旧第三小学校)

こんにちは、たまえです。
今回は、四万温泉エリア、旧第三小学校にある西野正将さんの「ROAD MOVIE」を紹介します。

展示されている教室の外の机には何やらかっこいいスポーティーなサングラスのようなものが置いてありました。レンズの両端にはなんとライトがついていました!実はこれから暗い部屋に入るので明かりが必要なんです。

中に入ると、サングラス横のヘッドライトからの光で赤や白の光が見えました。
よく見ると自転車が積み上がっていて、その反射板が光っています。

自分が移動した分だけ、目の前の反射板が光って見えるという仕組み。
私の動きに合わせてどこまでも光が追いかけてきては消えのくり返しで、ついうろうろしてしまいました。
 
 

面白かったので写真に撮ろうとしましたが、なかなか難しい。
やはり実際にみなさんの目で見るのが一番ですよ~。

「つなぐ手を あわせても」大石麻央(六合「お蚕さんの里」)

はじめまして、のぞみです。
今回私が紹介するのは六合エリア「お蚕さんの里」にある
大石麻央さんの作品「つなぐ手を  あわせても」です。





 養蚕の道具が展示された建物の中には、動物の頭に人間の体を持った、
可愛らしくもちょっと不思議な人形たちがあちこちにいます。ここでは、
そんな動物たちが道具を使って糸をとったり、蚕を育てたりする様子を見ることができ
、どのようにして養蚕が行われるかの勉強にもなりました。
中でも、羽の生えた大きな蚕の人形は建物内を見渡すように座っていて、一際目立っていました。

 六合エリアを訪れた際は、是非足を運んでみてください。

2015年9月21日月曜日

「光の独白」鈴木のぞみ(丸伊製材)

こんにちは、再びあべです!

私が今回紹介するのは、沢渡暮坂エリアの丸伊製材にある、
鈴木のぞみさん作という作品です。
この作品がある場所は一見普通のお宅の納屋。
本当に入っちゃっていいのかな…?と思いつつ階段を上がると、作品が現れます。
また全体として見ると、暗い中にキラキラした円盤が吊るされていて綺麗、という印象なのですが、よく見ると、あれ?何か動いてる…?

 何と、納屋の外の光景が円盤に投影されているんです!
気付いたときはとてもビックリしました。
時代とともに風化してできた、内側と外側を繋ぐ穴。
普段は意識していない外の風景、自然を
、円盤がキラキラ輝きながら私たちに見せてくれます。
皆さんも是非自分の目で見て、不思議な空間に包まれてみてください~!

「囲炉裏の音」三好由起(伊参エリア 冨沢家住宅) 

はじめまして、たまえです。今回は三好由起さんの作品「囲炉裏の音」を紹介します。

この作品がある冨沢家住宅は江戸時代に建てられた養蚕農家だったそうですが、
茅葺屋根だったり、古い農耕用具が置いてあったりとよさげな雰囲気。
 
中に入るとこれまたよさげな囲炉裏があって、ついつい手をかざしたくなります。
 
が、あれ?手をかざすと五徳のあたりからなにやら楽しそうな音がしてきた・・・?
 
よくよく作者の三好さんにお話を伺うと、13kmほど離れたつむじの足湯からの音を生中継しているんだそう。すごい。
ほかにも違った音も聞こえてくるので何が聞こえるかが楽しみですよ!
 

 

さいごに天井から伸びるたて糸に、繭から糸を紡いで織物にするように好きな色の横糸をくくりつけました。可愛いボビンに巻かれています。
 
かつてここで生活が営まれていた軌跡をたどっている気分になれるはずです。

2015年9月20日日曜日

「羽根を休めるハビトゥス」湯川洋康+中安恵一(中之条伊勢町エリア)

こんにちは、ユウコです。
 
今回は湯川洋康さん、中安恵一さんの「羽根を休めるハビトゥス」についてご紹介します。
この作品は中之条駅のすぐ目の前にある通運ビルの2階にあります。
 
入口に暗幕があり室内は薄暗く、どこか不思議な雰囲気が漂っています。
いくつか作品が置いてあるのですが、私が特に気になったのは食卓を思わせるテーブルです。
一見普通のテーブルのようですが、よく見てみると変わったところがたくさんあります。
グラスの中に外国のコインや紙幣が入っていたり、フォークの先にネイルチップがついていたり…。
食器という身近なものでありながら、それらが見たことのない形になっていて、ひとつひとつにはっとさせられます。
 
ここで挙げたもの以外にも様々なものがありますので、ぜひ会場で不思議な感覚を味わってみてくださいね。
 

 
 

「歯車のオルゴール」つちやあゆみ(旧伊参小学校)

こんにちは、あべです
!私が紹介するのは、総合受付がある旧伊参小学校の入口すぐに展示されている
「歯車のオルゴール」という作品です。
つちやあゆみさんのこの作品は、巨大な木製の歯車を訪れた人が回すことで音を奏でるオルゴールになっています。小さい子供でも簡単に回すことができるので、多くの人が「すごーい!」と言いながら楽しんでいたのが印象的でした。
またアート作品として、一つでは何も産み出すことのできない歯車が、いくつも関わり合うことで素敵な音を奏でる、というところに人間関係や社会のようなものを私は感じました。



 様々な楽しみ方ができるつちやさんの作品、実は2つの関連ワークショップも行われます!
10月11日(日)、12日(月)の2日間、場所は旧伊参小学校です。
時間が合う方は是非、訪れてみてください!!

2015年9月19日土曜日

「不完全なる」二村元子(湯本家)

こんにちは。なかじまです。
今回は二村元子さんの「不完全なる」を紹介します。


二村さんの作品は湯本家の裏にある倉で見ることができます。
倉の中に入ると、壁や床にいろいろな形の作品が埋まっていたり、はめ込まれていたりしているのが見られます。
よーく作品を観察すると、いくつかの隙間があることに気づきます。
目を輝かせながら、その隙間をじっとのぞいてみると……。
隙間の奥には別の空間が広がり、そこからなんとオブジェが見えるのです!
どんなオブジェが見えるのかは訪れた人だけのお楽しみです!
ぜひ、オブジェの正体をみなさんの目で確かめてみてはいかがでしょうか。

おすすめスポット紹介

こんにちは。ちゃみです(`・ω・´)
私が今回ご紹介するのは中之条伊勢町エリアにある「つむじ」内の憩いの場所。
 

じゃん!このかわいらしいマーク。どんな場所を表しているかわかりますか…?
正解は…

 
足湯です♪この足湯!なんと無料で入れます!
とても暖かくて気持ち良いですよ。

 


タオルを忘れてしまっても購入もできます♪
 
中之条ビエンナーレを堪能し歩き疲れてしまったそんな時には
足湯に浸かってゆっくり休むのもいいですよね。
足湯に浸かりながら次はどこをまわるかどうか
作戦会議もいいかもしれません(`・ω・´)​

「Little boy looking at me」堀越達人(中之条伊勢町エリアの中田木材)

はじめまして、まいです。
初めての中之条ビエンナーレでしたが、とっても楽しむことができました。
皆さんにも、中之条ビエンナーレの魅力をたくさん伝えたいと思います♪
 
今回紹介するのは中之条伊勢町エリアの中田木材にある、
堀越達人さんの作品「Little boy looking at me」です。
 

 
 
こちらの作品は、ピアノの上に大きなかわいらしいお化けが乗っている作品です。
向き合ってみると、表情もなんだか憎めなくて、優しく見守ってくれているような印象を受けます。
キャプションで堀越さんは、創造力豊かな子供時代が作家活動の根底にある、といっています。
もしかしたら、このお化けは堀越さんが子供時代に創造したお化けなのかもしれませんね。
ピアノに座るとピアノのお化けが自分を見守っている...そんな場面が思い浮かべることができそうです。
皆さんはこの作品を見たらどのように感じるでしょうか?
ぜひ、実際にこの作品を見て感じてみてくださいね♪

2015年9月18日金曜日

お宿「花まめ」

皆さん、はじめましてユウコです。
私たちが宿泊したお宿、「花まめ」さんをご紹介します。
こちらは古民家を移築したお宿だそうで、あたたかい雰囲気がありました。
所々に梁が見えるのも素敵です。
 

 
 
夕食はお刺身やお肉、天ぷらにうどんなど盛りだくさん。
珍しいりんごの天ぷらもありました~!

 
温泉は露天風呂もあり、山の静けさとひんやりした空気を感じながらお湯に浸かれるのは格別ですね。
ぽかぽかに温まり、いいかんじに眠くなったところでふかふかのお布団に入る…。幸せです。
ほっこり癒されるお宿でした。

2015年9月17日木曜日

「中之条温泉まんじゅう物語」YORIKO(四万温泉エリア)

はじめまして!まどかです。
今回ご紹介するのはに出現する、
素敵な温泉まんじゅう移動屋台です。
 
 
 
綺麗な青みを帯びた四万川を眺めながらエリアを上っていくと、
積善館の近くに小さな可愛らしい屋台がありました。
色とりどりののれんやおまんじゅうオブジェが人々の目を引きつけます。
屋台を営んでいる女性は作家のYORIKOさんです。
 
 
とても明るく気さくなYORIKOさんとお話をしながら、
中之条自慢の美味しい温泉まんじゅうとお茶を頂くことができました。
YORIKOさんは四万の古き良きまち並みに感動し、
この場所で素敵なおまんじゅうを通して皆さんと幸せを
共有したいという想いから、
屋台をつくりビエンナーレに参加されたそうです。
 
おまんじゅうって食べるとほっこり幸せな気分になりますよね…!
屋台が出現するのは基本土日祝日ということなので、
是非土日や祝日には美味しい温泉まんじゅうとYORIKOさんに
出会えるのを楽しみに、四万温泉エリアに行ってみてくださいね。
 
 

「隙間‐赤岩湯本家」石原次郎 (六合エリア)

はじめまして。なかじまです。
今回は石原次郎さんの「隙間-赤岩湯本家」を紹介します。
湯本家住宅は、1800年代に建造されました。
幕末の蘭学者、高野長英の隠れ家になっていた歴史あるものです。
そんな年季の入った住宅の壁や天井にはシミやキズが残っています。
わずかな隙間に埋められたちょこっとした陶。
「こんなところにまであった!」好奇心をくすぐられながら陶の発見に夢中になりつつ、
「どのような時が経過してこんなところに隙間が生まれたのだろう…」と
湯本家の時の歩みに思いを巡らせました。
 
湯本家に流れた200年以上の時を想像し、隙間と陶から生まれる湯本家の新たな時のはじまりを感じてみてはいかがでしょうか。
 

 

2015年9月16日水曜日

「蔟の教室」小野崎理香(伊参エリア・伊参スタジオ)

はじめまして、りほです。
今回は伊参エリア・伊参スタジオの一室にある小野崎理香さんの「蔟の教室」をご紹介します。
 
みなさんは作品の「蔟」という漢字、読めますか?こちらは「まぶし」と読み、蚕が繭をつくるときに糸をかけやすいように藁やボール紙で作った仕切りのある器のことです。蚕は自分で蔟の中に繭を作り、成虫になると繭を押し広げて巣立ち、蔟はまた新しい幼虫を迎えます
 
こちらの作品はその蔟を小学校の教室に例えています。
部屋に一歩踏み入れた瞬間、新たな世界に向かって黒板を突き破る力強さに圧倒されました。
机と椅子が並んでいる中をすり抜け、黒板の前に立ったとき、あいだから覗く黒いかたまりに吸い込まれそうですこし怖くなりました。わたしたちの繭を破った先の世界には何があるのでしょうか?
 
 

「スナック琥珀」菅沼朋香(中之条伊勢町エリアの琥珀)

皆さん初めまして!ちゃみと申します(`・ω・´)
 
私は今回、中之条伊勢町エリアの琥珀に展示されている菅沼朋香さんのインスタレーション作品《スナック琥珀》について紹介したいと思います。
 
 
階段をのぼり扉を開けるとそこはレトロな雰囲気の漂うスナック。
昭和の世界にタイムスリップしているような気分になります。
この日は菅沼さんがいらっしゃったため素敵な笑顔でお出迎えして下さいました。
 
 
「高度経済成長期の日本の幻」を販売する屋台型インスタレーション作品も展示されていました。実際にこの屋台を用いた映像も上映されています。
 
 
私はこのチューリップ型の電気がお気に入りです。私の部屋に置きたいくらい可愛い。
 
ご本人にお会いできたのでインタビューもさせて頂きました。
菅沼さんは昭和生まれでありながらも、昭和の終わりに生まれたため
「昭和への憧れ」を大切にしながら空間全体を作ることを意識しているそうです。
 
 
(旧伊参小学校内にある公式ショップで購入した菅沼さん編集の雑誌)
私自身レトロなものが大好きなのでワクワクしながら雑誌を購入させていただきました。
 
スナック琥珀では10日間限定で幻のスナックも営業しています。
10月4日にはギター流しイベントもありますので是非足を運んでみてください!
 
最後にお話してくださった菅沼さん、ありがとうございました。