2019年9月24日火曜日

ご愛読ありがとうございました

こんにちは、管理人です。
あっという間の一か月。
全ての作家さん作品を紹介することが出来なくてすみません。
学生たちが自分の言葉で感じたことを記してきました。
たくさんの素敵な作品に出合うことが出来ました。

また再来年お会いしましょう!
ありがとうございました!


2019年9月23日月曜日

『気配のシルエット』嘉春佳さん(四万温泉エリア)

こんにちは!まちです。
今回は、旧第三小学校の隅っこの教室で出会った作品を紹介致します。

上から吊るされた蝶の群れと、畳まれて床やロッカーに積まれた沢山の古着で、
一つの教室を一杯にしています。


ここに置かれている古着は、中之条で暮らす人々から集めた古着だそうです。

蝶と服。いのちと、いのちを支えるものが多く集まることで、
かつての活気を失ってしまった廃校のいち教室に、まるで生徒らが集まったかのような温もりをたしかに感じられます。

懐かしくて、心地いいこの温もりの正体は、
蝶や古着だけでなく沢山の人々が学び巣立ったこの地・学び舎の存在や
子どもたちが「居た」という 存在の記憶なのかもしれないですね。

2019年9月22日日曜日

『菌は静寂の中で光を見つめる 』渡辺 俊介さん(伊参エリア)

こんにちは、セキです。

今回紹介する作品は、伊参エリアからJAあがつま倉庫にて展示されている
渡辺 俊介さんの作品『菌は静寂の中で光を見つめる 』です。

もともと椎茸の集積や共選加工場として使われていた会場で、
本来の用途で使用されなくなった寂しさを感じさせる。
光はゆっくり動いて、無音の中で時折きのこの胞子や中之条で
よく見られる霧を連想させるスモークが出てくる。
しゃがんで鑑賞することで白く漂う線を見ることができる。
暗い音のない空間は、自分の呼吸音によって並べられた木が呼吸しているように聞こえる。

会場内は、とっても暗いため足元に注意!



2019年9月21日土曜日

『 目を凝らす 耳を澄ます』白石 綾さん(伊参エリア)

こんにちは、セキです。

今回紹介する作品は、伊参エリアのやませに展示されている白石 綾さんの
『 目を凝らす  耳を澄ます』です。

扉の隙間や外の窓からさしこむ光に向かう白い四足歩行の不思議な生物。
目も口もない不思議な生物は、可愛らしくも奇妙でそれぞれ大きさも違い、
1匹いっぴきをじっくり見てしまった。
思いがけないところにいるものもいて、ついつい時間をかけて見たくなる作品。

もしかしたら、居間の障子やリビングのドアを開けると、
この不思議な生物に会えるかもしれない。




2019年9月20日金曜日

「わがんまアート × 町民アートプロジェクト」なかんじょアートミーティング × 工房あかね アトリエ ART・ON(伊参エリア)


こんにちは。Aです。
町民アートプロジェクトの一環で、イサマエリア、イサマムラ(伊参小学校)の背後にある幼稚園で展示が行われています。
今回は、その展示について紹介させていただきます!

「わがんまアート × 町民アートプロジェクト」では、「工房あかね アトリエ ARTON」をはじめとする様々な団体の中にいる障害のあるアーティストの作品が展示されているます。    
展示されている作品は十人十色で、作品の形も様々です。絵画、書、アニメーション、イラスト、立体など様々な作品が展示されていました。


私は「工房あかね アトリエ ARTON」で作品制作の指導者をしている、前島芳隆さんに話を聞くことができました。前島さんは今回のビエンナーレで現代アートと障害者アートが一緒に展示されることを嬉しいと言っていました。
その一方で、障害者は芸術活動をするときも「障害者アート」や「アール・ブリュット」という言葉で健常者のアートとは区別されてしまうとも言っていました。


現代アートと障害者アート。アートとは一体何なのでしょうか。アートはマイノリティなどによって区別されるものであっていいのでしょうか?それとも区別するべきなのでしょうか。そして、区別しているのは誰なのでしょうか。

自分の中のアートの概念について考える機会にもなりました。

工房あかね アトリエ ARTON ホームページ
Instagram

イサマムラではグッズの販売もやっているようです!


観光情報~中之条ガーデンズ

こんにちは、管理人です。
中之条にはたくさんのきれいなお花スポットがあります。
その中でもビエンナーレ会場から近いのが
中之条ガーデンズ!

ここは入場無料で12万平方メートルの敷地内に
数百種類の植物が季節を彩っています。
https://www.town.nakanojo.gunma.jp/garden/n-gardens/

中でもびっくりしたのがローズガーデン内の
日本庭園風の場所です。
西洋風の庭園から一歩入るとなんと和風の庭園が、そこには↓水!


大きいな~と思ってみるとなんと↓金魚!
たくさんの金魚が庭園の空中(?)水槽のなかで
きもちよさそう~に泳いでいました。
この日は少し曇りだったので秋の訪れを感じた一日でした。

そして、スパイラルガーデンからみると↑のようになっています。
まるで絵画の額縁のようですね。
不思議で面白いスポットでした!



「After the dream,2019」白矢幸司さん(六合エリア 赤岩公民館)

こんにちは、みずです。
今回は白矢幸司さんの「After the dream,2019」をご紹介します。
公民館の中には、くぼみやゆがみをもつ白い球体がひしめき合っていました。
このくぼみは、人と人とのコミュニケーションで他者から受ける
影響をあらわしているそうで、それは陰をつくる一方、
柔らかく優しい印象ももたらすものだといいます。

完全な球体はなく、どれもゆがんで唯一無二の形をもっていました。
その姿をじっと見ていると、親しみがわき、とても愛おしく感じられてきます。
みなさんはいまどんな形の球体でしょうか?これからどんな形になっていくのでしょうか?
ぜひこの場に身を置いて、想像してみてください。


2019年9月19日木曜日

「Maschera - お面 -」クリスティアン・ボッフェッリさん(伊勢町エリア)

こんにちは、ナノです。
今回は中之条伊勢町エリア 上之町商店街からの紹介です。

そこに入ると、不思議な気分になりました。

段ボールに顔が書かれています。
いっぱいあって、全部違う。裏表で違うのもある。

私が写真を撮ったものは、そのときの私が少しでも「何か」を感じたものでした。

こちらは、何かを言いたいのだけれど、はっきりとこちらには伝えてくれない笑顔にも無表情にも捉えられる一枚。

これは、キャッキャと笑いながら顔を手で覆っているような、そんな風に感じた一枚です。

みなさんも自分のお気に入りの作品を見つけに訪れてみては?



2019年9月18日水曜日

「ときを紡ぐ」大山里奈さん(六合エリア)

こんにちは、いわたです。
今回は六合エリア、長英の隠れ家「湯本家」にある
大山里奈さんの作品「ときを紡ぐ」を紹介します。

こちらの作品は、外の光の侵入ひとつ許さない暗闇の中に展示されています
。垂直に垂れる糸状の光は、まるで時を止めながら雨が降っている様子を
眺めているようでした。タイトルの通り、「とき」を感じられます。
真っ暗でないとわからないほど微かな青い光はとても幻想的で、
耳を澄ますと時折聞こえてくる水の垂れる音は、奥深い洞窟にいるような感覚を想起させます。

こちらの作品、写真ではあまりきれいに捉えることが出来ないため、
この作品にしかない暗闇と光、そしてそこから感じられる「とき」を
ぜひご自身の目でご覧になってみてくださいね。



2019年9月17日火曜日

「痕跡は残る」山口諒さん(伊勢町エリア)

こんにちは、ナノです。
今回は中之条伊勢町エリア 上之町商店街からの紹介です。

何も考えずに通っていたら素通りしてしまいそうな場所。
そんなところに暗幕がありました。中を へ入ると少し暑い。
そして左奥にある光源がいろんな色へ変化して、鏡や壁を塗り替えているようでした。

複雑な色の変化がありましたが、私が捉えられたのは2色だけでした。
でも私の好きな緑のタイミングで撮れたのが嬉しかったです!

みなさんもぜひ自分の好きな色を写真に収めてみては?



2019年9月16日月曜日

「水 煙 花」古川葉子さん(沢渡暮坂エリア)

こんにちは、いわたです。
今回は沢渡暮坂エリア、大岩焼き小屋にある
古川葉子さんの作品「水 煙 花」をご紹介します。

こちらの作品は、まさに森!という言葉が当てはまる場所にあります。
作品は小屋から少し離れた森の奥にあるのですが、
作品の方に向かう前に受付の方から拍子木をお借りしました。
森の奥ということで熊除けの意味もありますが、
こちらの作品は森の神様をテーマにしているそうで、
音を鳴らすことが森の神様にあいさつをすることにもなるそうなのです。

拍子木を鳴らすと、森の中にその音が響き渡ります。
そのまま少し歩くと、小さな川の先に作品が現れます。
感じるのはまさに自然の神秘。あまりの壮大さに息をのみました。
そこには本当に神様が宿っていたかもしれません。

拍子木を鳴らしながら森の中を歩くことも、
この作品を鑑賞することの一部分であったのかもしれません。
この先どんなに技術が進化しても、
森や自然は人間と寄り添っていくべきものなんだなと考えさせられる作品でした。

2019年9月15日日曜日

『 有形の印』山形 敦子さん(四万温泉エリア)

こんにちは、セキです。

今回紹介する作品は、四万温泉エリアの旧第三小学校にて展示されている
山形 敦子さんの『 有形の印』です。

人の形に埋められている細胞のようなもの、近くで見ると光沢があり、
それそれの型によって色味が違うのも人間の個性のように見えた。
廃校になったこの校舎で、人が暮らしていた温度を感じた。

写真を用意できなかったが、
顔を作品に寄せると細胞のみずみずしさが目にできるので、
実際の作品を見に行って欲しい。


2019年9月14日土曜日

観光情報~旧太子駅

こんにちは、管理人です。
ビエンナーレ作品も展示されている六合エリアの旧太子駅。
ここは昨年駅を本格的に復元し、展示施設となっています。
これまでのビエンナーレの作品会場になってきましたが、
今回はとてもきれいでびっくり!
電車が好きな人にも欠かせないスポットですね。
入場するには中之条周遊パスポート、もしくは200円(大人)がかかります。
くわしくは
https://nakanojo-kanko.jp/kuni/spots/%E5%A4%AA%E5%AD%90%E9%A7%85%E8%B7%A1/






『トラヤコレクション 〜わたし流を愉しむ〜』蓮輪康人さん(伊勢町エリア)

こんにちは!まちです。
今回は、一昨年 地元中之条の方々に惜しまれながら閉店した
ブティック「トラヤ」が舞台の作品のついて紹介致します。

以前幕を閉じたブティック「トラヤ」が、
この中之条ビエンナーレ2019でひとときの蘇りをみせています。

5月のプレリュード展にて、「トラヤファッションショー」が開催され、
トラヤとの思い出話が詰まった映像や、トラヤで購入した洋服を身に付けた
お客さんがモデルとなりランウェイを歩くショーが行われました。

本会期である現在は、プレリュード展でのショーの映像が流れるとともに、
当時モデルの方々が着ていた洋服をマネキンで展示しています。
そして、ショーの様子を絵画に表した作品がトラヤ空間を一杯にしています。

描かれた絵には、自分の好きな服を纏い、誇らしげにランウェイを
進んだ女性陣の輝かしい表情が。

「わたし流を愉しむ」ファッションを全うしたモデルの方々は、
好きな服を身につける愉しみや、お洒落することで得られるパワーを
全身から滲ませていました。

2019年9月13日金曜日

「六合の奏(かなで)・風鈴プロジェクト」白根開善学校(六合エリア 赤岩広場)

こんにちは、みずです。今回は、赤岩広場にある白根開善学校さんの
「六合の奏(かなで)・風鈴プロジェクト」をご紹介します。

白根開善学校さんは中之条にある学校だそうです。
広場には中等部と高等部の生徒さんが作った風鈴が沢山飾られていました。
中之条の自然の中、心地よい風に吹かれて、
風鈴は十人十色の音色を奏でていました。
風鈴の形の違いから、音の高低がみな微妙に違うので、
沢山鳴ったときにとても素敵な響きがしました。

デザインや風合いも少しずつ違っていて、味があり、とってもかわいいです!
中之条の涼しい風や豊かな緑も一緒に感じながら、
全身を使って癒やされてみてください!