今年も県女生の情報発信プログラムを楽しんでいただけましたでしょうか。
会期後半はたくさん記事をアップし、今年のビエンナーレを見逃さないでほしい!
素晴らしい作品がたくさんあることを皆様にお伝えしたい!と思っていました。
あわせて、町民アートプロジェクトの展示も
お楽しみいただいた方、ありがとうございました。
またお会いしましょう!!
群馬県立女子大学文学部美学美術史学科のアートマネジメントゼミが「中之条ビエンナーレ2023」でみつけた作品の魅力などを期間限定でお知らせしていきます。すべての記事は学生がエリアをまわり、見たり、聞いたり、感じたことがベースになっています。 本活動は2013年から継続しているものです。2013年の中之条ビエンナーレでは群馬県の「やま・さと応縁隊」の事業として本活動を行いました。2015、2019、2021年は引き続きブログで情報発信を行っています。ここでは過去の記事もご覧になることが出来ます。 本学科HPもぜひチェックしてください。https://www.gpwu.ac.jp/dep/lit/art/
今年も県女生の情報発信プログラムを楽しんでいただけましたでしょうか。
会期後半はたくさん記事をアップし、今年のビエンナーレを見逃さないでほしい!
素晴らしい作品がたくさんあることを皆様にお伝えしたい!と思っていました。
あわせて、町民アートプロジェクトの展示も
お楽しみいただいた方、ありがとうございました。
またお会いしましょう!!
こんにちは、しばです。今回、取り上げたい作品は伊参エリアやませにある白矢幸司さんの《After the Rain》です。この作品は、土間と板敷全体に水溜りのようなオブジェが置かれています。作者の白矢さんは、外との出入り口、炊事場、暖炉裏を囲む居間、農作業といったような作業場として機能し、ここでは家族の出来事や思い出がたくさんあると考えていて、そんな中で浮かんでは消えた感情と共鳴を思いながら、作品を設置したと言います。
様々な思い出を作ってきたこの空間に配置された水たまりには波紋が広がっています。そこからは、かつては感情であふれていた場所であることを感じました。
こんにちは、ひろです。
今回紹介する作品は、鉾井喬さんの《Wi
風は目に見えないものですが、こんなふうに「風が起
こんにちは!
たそです。
今回は中之条市街地エリアにある博物館ミュゼの屋外に展示されている齋藤寛之さんの『移ろいゆく世界』という作品について紹介します。
ふるさと交流センターつむじを抜けて歩いていくと、
美しい作品が展示されています。
地面との接点はほんのわずかで、浮いているようにも見えますが
しっかりとそこに存在していて不思議な感覚を味わえます。
連続する曲線はとても綺麗で眺めていると海の波のようにも見えてきます。
また、博物館ミュゼの常設展示では、
時代ごとに変化してきた私たちの暮らしに関わる展示がされており、
この作品と合わせて鑑賞することでだんだんと変化するものや、時間の流れについて深くゆっくりと考えることができました。
多くのものがだんだんと変化してきましたが、
その中にはきっと変わらないものや変わってほしくないものもあるように思います。
作品とともに、自分の中の移ろいゆく世界についても思いを巡らせてみてはいかがでしょうか?
こんにちは、ひろです。今回紹介する作品は、実存さんの《実存し
この作品は中之条市街地エリアに
こんにちは、しばです。今回ご紹介する作品は、沢渡暮坂エリアの旧沢田小学校に展示されている山口諒さんの《移りゆく空間へ》という作品です。2015年に廃校になった旧沢田小学校は今でも大きな存在感を持って佇んでいます。かつては通常の小学校のように子供たちの活気に満ちていたこの学校も、今は誰もいません。作者の山口さんはそんな状態の小学校が私たちの知らない世界や空間を持ち、語りかけてくれるのではないかと述べています。
ひろめの教室の真ん中に大きめの画面があり、そこには小学校の風景画が延々と映し出されています。
作品からかつての小学校の活気と静けさを感じられ、鑑賞しているときには自分の小学校時代も思い出しました。
こんにちは!
たそです。
今回は、中之条市街地エリアにある旧廣盛酒造に展示されている
角田美和さんの『Object Beings』という作品について紹介します。
ふるさと交流センターつむじから5分ほど歩いたところにある旧廣盛酒造。
風格のある蔵の中に、10人のアーティストの作品が展示されています。
角田美和さんの『Object Beings』は、
5分32秒の動画の作品です。
動画を見ると、
過ぎて行く人や時間の流れから、モノと人の存在について考えさせられます。
関守石(庭園内にある十字縛りにされている石で、「立ち入り禁止」の目印として置かれている石)のように
ただそこにある『モノ』と思っていたものも、
意味や役割を持って私たちと同じような時を過ごしているのだと痛感しました。
こんにちは、ばんびです。今回は、浅野暢晴さんの『
四万温泉エリアにある旧第三小学校内に展示されている本作品では
私が訪れたのが夕方であったということもあり、
こんにちは、Ranです!
こんにちは、フジです。今回は、
こんにちは、しばです。今回は、西山修平さんの《空間の映像化》について紹介していき
たいと思います。この作品は沢渡暮坂エリアにある旧沢田小学校で鑑賞することができま
す。壁に隔てられている二つの教室にそれぞれカメラ、プロジェクター、モニターが設置
されていて、片方の教室の様子をもう片方の教室に放映されています。鑑賞者はその映像
を介して、二つの空間を鑑賞することができます。
こんな感じで隣の教室に設置されているカメラが画面手前の教室に映し出され、空間が共有されています。
画面奥に小さく写っているのが、カメラにポーズをとる筆者で、手前の教室に映る人物が
プロジェクターによって映し出された筆者です。
空間を映像を通して体験することのできる楽しい作品でした。
こんにちは!
たそです。
今回は、六合エリアにある
お蚕さんの里に展示されている
岡淳さんと音楽水車プロジェクトの『農具ミュージック』という作品について紹介します。
中之条市街地から40分ほど車を走らせたところにある六合エリア。
展示会場となっている赤岩地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている自然豊かな場所です。
身体中に自然を感じながら歩いていくと、
可愛らしい音楽が聞こえてきました。
その音楽の正体は、
お蚕さんの里の2階に展示されていたこちらの作品。
繭から生糸を繰り糸する座繰り機を使用した作品で、
それぞれ違う木琴の音やリズムが重なって心地よいメロディーです。
かつて栄えた養蚕業を思い浮かべながら、新しい角度で楽しめるものでした。
1階と2階に展示がされていて、
1階では農具を使用した作品からポップで明るい音楽が奏でられています。
農具や民具が紡ぎ出す演奏はとても素敵で1度聞いたら忘れられません。
自然と歴史を味わいながら、音楽に心を委ねておだやかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
こんにちは、ばんびです。
本作品を初めて鑑賞したとき、
カマキリの鋭い前脚や膨らんだ腹部、後ろ姿、
こんにちは、ひろです。今回紹介する作品は、DamaDamTa
中之条市街地エリアの、商店街に
こんにちは、Ranです!
こんにちは、フジです。今回は、船井美佐さん『
こんにちは、ばんびです。今回は、ヒデミニシダさんの『Frag
伊参エリアにあるイサマムラ裏の谷に展示されている本作品では、
作品の近くで鑑賞するとなかなかみちは見えてきませんが、
こんにちは、Ranです!
こんにちは、Umiです。本日は、旧第三小学校で展示されている第二次谷杉/ミミトメさんの作品《一人称劇場》を取り上げます。
こちらは、鑑賞者の参加によって成立するインスタレーション作品です。展示室内に何体かの人形がポーズをとっており、オブジェと同じポーズをとって書かれたセリフを小さく声に出すようにと指示書きがあります。旧第三小学校に通っていた人など来場者が会ったことのない人々のセリフを声に出すことで、自分の中に他人を少しだけインストールするという演劇の枠組みを用いた試みだそうです。ポーズやセリフは不思議ですが、真似すると知らない人たちのい出を共有できるようでとても面白い作品になっています。
こんにちは、まえまです。今回ご紹介する作品は、
こんにちは、Umiです。本日は、旧第三小学校で展示されている春田美咲さんの作品《何が聞こえる》を取り上げます。
音をテーマにしているこの作品は、校舎の西館1階から2階にかけて「ミシミシ」や「カタカタ」といった物音が部屋中や階段などいたるところに表されています。これは、春田さんがかつて旧第三小学校で制作中に聞いた熊出没のサイレンの音がとても恐ろしく感じられ、音から得体のしれないものが頭の中で膨らんでいく感覚を作品にしたといいます。階段の廊下には、脳内で恐怖や不安な想像がだんだんと膨らんでいく様子が表されています。音を目に見える形として表現した面白い作品でした。