中之条ビエンナーレを応援するため、本会期より一足先に開催となった「中之条ビエンナーレ 2019 プレリュード展」にお邪魔してきました、メイです。こんにちは。
プレリュード展は、17組のアーティストによる5月2日から6日まで、5日間限定の展覧会です。期間中は、群馬県吾妻郡中之条町のつむじホールを中心に、作品展示やワークショップ、パフォーマンスなど様々なイベントが開催されました。
その中でも今回は「トラヤファッションショー」をご紹介します。
中之条には、一昨年惜しまれつつも閉店した「トラヤ」という洋服屋さんがありました。そこに目をつけられたのが、トラヤファッションショーを企画された、中之条ビエンナーレ参加作家の蓮輪康人さんです。
ファッションショーが始まると、まず1つの映像作品が流れました。そこには、トラヤにまつわる思い出を語る、中之条の住民の方々が映し出されていました。閉店したトラヤの店内でその映像を見ているものだから少しブルーな気持ちになるも、住民に愛されていたのだ…ということが、ひしひしと伝わってきます。映像が終わると、花道にスポットがあたり、愉快な音楽が流れ、満を持してモデルさんが登場します。
キラっキラの眩しいオーラを纏ったモデルさんが場内に足を踏み入れると、溢れんばかりの拍手が彼女を出迎えます。
コンセプトは「私流を楽しむトラヤファッションショー」。
初めはその真意が分からず、ただ懸命にランウェイを歩く彼女らを見つめていましたが、だんだんと心が動かされていき、最後にはその意味を体全体が理解したようでした。
彼女たちはとても堂々としていて、自信に満ち溢れていて、個性的で、なんて素敵なんだろう!と胸を打たれました。
「毎日を私らしく、私の好きな服に身を包んで、自信を持って生きていきたい」そう感じました。
そしてファッションショーが終わった時、隣にいる見知らぬ人は、共にトラヤファッションショーの感動を分かち合う仲間になっていました。
今回、ファッションショーを終えられたモデルさんの一人に、幸いにもお話を聞くことができました。その模様は、次のブログで詳しくご紹介したいと思います。
トラヤから始まったこの物語はまだまだ終わりません。蓮輪さんは、モデルとして参加された方々を一人ずつ肖像画にして本会期(8/24-9/23)に展示する予定でいらっしゃいます。肖像画となったモデルさん方はどんな表情をしているのでしょうか。展示がとても楽しみですね。
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