2015年10月13日火曜日

ありがとうございました

おかげさまで本ブログも昨日終了しました。
ご覧いただいた皆様、会場でお話を聞かせていただいた作家の皆様、
地域の皆様、どうもありがとうございました。

何か気になる記事はありましたか?

良かったらぜひ感想をお寄せください。

〒370-1193 群馬県佐波郡玉村町上之手1395-1
群馬県立女子大学 文学部美学美術史学科 奥西ゼミ
TEL 0270-65-8511(代表) FAX 0270-65-9538
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ありがとうございました!

2015年10月12日月曜日

「思想の構成(英題 Thought background)」三浦かおり(旧第三小学校)


こんにちは かおりです

今回紹介させていただくのは三浦かおりさんの「思想の構成(英題 Thought
background)」です。

写真は作品一部、四万エリア、旧第三小学校2階の図書室の一部です。

申し訳ないです 写真からお分かりいただけるかと思いますが 特徴的なアーチをカメラに収められませんでした。

どんな形かと言いますと、ページを細切れにされた文庫本入りの無数の袋が、テグスのような糸で傘状に吊り下げられています。カバーをとられ中身をくりぬかれた同じ厚さ・外見の文庫本が、ページに埋もれるように袋詰めされています。

作家さんは、細切れになった本たちで、子供の頃、また大人になってから読んだ本の違い、意識の底にしまわれていった記憶について注目して表現したそうです。

傘のアーチが驚くほど整っていてきれいなためか、細切れになった無数の色もない本は、なんだか悲しく、切ないものに見えました。

恐らくどのアングルから撮っても全体を撮るのは厳しいかと思われます。

四万エリアを訪れた際は、ぜひ足を運んで実際に見てみて下さい。
 


 

「マレビト」(中屋)

こんにちは、りほです。
今回は四万温泉エリアの中屋全体を使った作品「マレビト」をご紹介します。

こちらは、「家」のメタファーをテーマにした5人の作品で構成されています。
作品は1階、2階、地下にあります。

今回は1階にある鈴木隆史さんのものをご紹介します。
こちらは中之条に住んでいる方々から不要になったものを貰い受け、
作品に変身させたものです。使わなくなった時計や靴、応援用の旗なんかもありました。

作品のある場所に我々が赴く美術館とは違い、我々の生活の中に作品が紛れ込む、
そんな不思議な空間です。

「いきるかたち」‏ KANNO×KANNNO(旧廣盛酒蔵)

こんにちは。まいです。
今回は、旧廣盛酒蔵にある KANNO×KANNNOさんの作品、「いきるかたち」を紹介します。
 
こちらの作品は、古い絹糸をみつろうでカバーし、
そこにタンポポの綿毛を約1000本を取り付けています。
 
絹糸は廃工場で残されていたもの。長い長い時間を閉じ込めています。
 そしてたんぽぽはこれから未来へ飛び立っていこうとするエネルギーを抱えています。
この作品を見たときはなんだか不思議な気持ちになりました。

 静けさのなかに、とても強いエネルギーを感じたのです。
皆さんはどのように感じるでしょうか?
 
 

「綯う」齋江貴志(修験道の家)

こんにちは、のぞみです。
今回は六合エリアの作品を紹介していきます。

 


 修験道の家にあるのは、齋江貴志さんの作品、「綯う」です。
この作品は、建物の1階と2階の部屋中に縄が張り巡らされていて、
なんだか不思議な空間をつくりあげていました。

また、天井から吊るされた縄が床にまで続いていて、
まるで一本の木が立っているようでした。

中之条では、菅という植物を刈り、
温泉にさらして足で踏む作業をねどふみと呼んでいます。
そうしてその菅で縄を綯い、草履などの手工芸品として売っているのです。
この作品も、ねどふみによって作られた縄を用いているそうです。
地域との繋がりが感じられる作品でした。

2015年10月11日日曜日

「under the table」大橋博(旧第三小学校)


こんにちは かおりです

今回は四万エリア・旧第三小学校の2階の教室、
大橋博さんの「under the table」をご紹介します。

普通の教室に、卓球大の下、たわむ紐を握り合う不思議な人たち。
壁面には謎の突起とラケットが見えます。

不思議な小さい人たちは 背格好は赤ん坊のようですし、
髪型や独特な首のしわ、輪郭や大きな耳はお釈迦様のおそばに
控える仏様にも見えますが、顔は明らかに大人です。
よほどかがまない限り全員の姿、表情を同時に見ることはできません。

作品のそばを歩けば歩くほど次から次へと卓球台の隙間から
お顔を拝むことになり、若干異なるお顔の方も混ざっているような気もしてきます。
視点が変わるたびに表情さえ変わるような……

教室の色に近い系統で統一されているからか、独特な形と表情が非常に目立っている気がいたしました。
 
 
 
「従来の活動を終えた建造物。今や物語となったかつて展開されたはずの生と、終えた後に重なる時間。いま此処を訪れることによってどんな音を聞くことができるのだろう。どんな光をつかまえることができるだろう。私のつくるモノはその物語の脇役にしかすぎない。」と述べられています*
物語とは思い出のことなのでしょうか。
小さな人たちとは一体どこまでのどんな人々を指しているのでしょう?
 
本展示では近寄ったり、後ずさりしたりカメラのズーム機能をフルに使ったりすると、小さな人たちの表情や力みどころを詳細に観察・推理できます。というよりリアルに小さい人と目が合いそうなスポットもあります。
是非展示室で間近に見ることをお勧めします。
*キャプションの言葉を一部抜粋させて頂きました。
 
 
 

「失われゆくもの。」白鳥友里恵(旧第三小学校)

こんにちは、りほです。
今回は四万温泉エリア・、白鳥友里恵さんの「失われゆくもの。」をご紹介します。
 
この会場は名前のとおり、元々小学校でした。学校の廊下を歩いていると、
足元から不自然に差し込む光が……。
 
小さい入口は少しだけ不思議の国のアリスを思い出しました。
大人がしゃがんでやっと通れるほどの大きさの入口を抜けてみると、
真っ白な部屋の中にはなんと床に広がる大量の「お米」が。
 
そして頭上には大量の割り箸が。
お米も割り箸も、「なんとなく消費」しているものですが、
この場所は「なぜここにあるのか」を考え直す場所になっているのかもしれません。
 
 

「へその音」山口信哉(伊参スタジオ)

こんにちは、みさきです。
今回は伊参スタジオの山口信哉さんの「へその音」について紹介します。
 


作品は、伊参スタジオのグラウンドの奥階段を登ると見えてきます。
正面には小さな穴が開いていて、作品の中に入れるようになっています。
 
少しドキドキしながら入ってみると、奥には太鼓のような楽器がありました。
叩いてみると、作品の中で、とても心地のいい音が響きます。
叩く場所によっていろんな高さの音が出るので、ついはしゃいでしまいました。(笑)
 
土の中で、美しい音に包まれるという不思議な体験ができる、素敵な作品でした!
ぜひ、みなさんも音を響かせてみてください。

「めぐるもの2015」‏ 斉藤三男(道の駅「たけやま」)

こんにちは。まいです。
今回は、道の駅「たけやま」にある、「めぐるもの2015」をご紹介します。
 
こちらの作品があるのが、ちょっと急な坂をのぼったところ。
登りきるとちょっと息が上がってしまいました(^-^;
 
この作品は、木に大きな石の輪がかかっていて、まわりに朱と白の石が散らばっています。
このまわりにある石は、三十三観音に見立てたものだそうです。
 
この作品には、350以上の町の人々のメッセージが入ったタイムカプセル
。完成は石の輪に木が触れる80~100年後...とっても長いですね...。
 
この木が、大木になるころには中之条はいったいどうなっているのでしょうか?
長い長い時間、遠い未来に思いを馳せることができる作品です。
 
 

「共生」高田研二郎 (四万温泉エリア 温泉口の家)

こんにちは、みおです。
今日は四万温泉エリア「温泉口の家」に展示されている
高田研二郎さんの作品《共生》についてご紹介したいと思います。

青々とした四万川のせせらぎが聞こえる川沿いに建てられた温泉口の家。
その中に入ってみると、ブラックライトと黒いスクリーンのような
作品が所々に設置されています。
画面には蛍光塗料で人間が描かれている他に、
様々な生物がスクリーン一つ一つに描かれてどこか幻想的に照らし出されています。

自然豊かな四万の空気と相まって、「家」とそこに暮らす様々な
生物の「共生」を思い起こさせる作品でした
。さらに見回して一度外に出ると…なんと地下へと続く外階段が!

地下にも作品が展示されているのですが…
どんな空間が広がっているかはみなさんの目で
直接確かめていただきたいと思います。

ぜひ足を運んでみてくださいね。


2015年10月10日土曜日

塩之湯飲泉所

こんにちは!まどかです。
今回私がご紹介するおすすめスポットは、
四万温泉エリアにある「塩之湯飲泉所」です。

 四万温泉エリアの温泉協会やお土産屋さん、
飲食店などがある商店街の中にこの飲泉所もあります。
結構分かりやすい場所にあるので是非見つけてみて下さい。
ひょうたんの形の鉢と蛙が可愛らしいです。
 
「塩の湯」という名の通り、しょっぱすぎない塩味がしました。
熱いのかと思いましたが口に入れるとちょうど良い温かさで飲みやすかったです。
 
 この湯は胃腸病に効果があると書かれていました。
便秘にも効くらしいですよ!
「飲泉は新鮮なものをゆっくりと」という言葉が貼られていたので、
皆さんこれをきちんと守って温泉エリアのひとつの思いでづくりにしましょう!
 

 

旧伊参小学校ランチルーム カフェ トホ‏

こんにちは。まいです。
今回は、作品ではなくカフェを紹介します。
cafe tojoとかいてカフェ トホと読むそう。
tojoはカフェを営む家族の苗字で、スペイン語でヒバリという意味があるそうです。
注文をとるところには、小学校で使われていた大きなものさし、黒板などでかわいく装飾されています♪
私が食べたのは、は温かい具だくさんのボルシチと天然酵母の手ごねパン。セットで550円!
そしてしそジュース!440円。濃さはお店の人が調節してくださいます。
とっても、暖まりました。
お店の人の笑顔がとっても素敵なお店です。
 


 

「手を当てる」東山佳永(伊参エリア 旧伊参小学校)

こんにちは、たまえです。
今回は伊参エリア、旧伊参小学校にある東山佳永さんの「手を当てる」を紹介します。

みなさんは子供のころ、保健室は好きでしたか?
 

 
さて、ここはもともと保健室だったところ。

ここでは実際に”問診”をしてもらうことができます。
丁度この部屋の”保健の先生”東山さんは在室中のようだったので、私もお願いしてみました。


 
小学校の頃のニックネームを初めに尋ねられ、何となく恥ずかしかったりしましたが、小学生だった当時の記憶をよみがえらせながら対話していくと、なんとも言えない穏やかな気持ちになりました。
 

 
問診の結果、ちいさな布きれに刺繍をしたものを頂きました。ちゃんと対話の内容がもとになっていてびっくり!机の上のいろんなパーツの中から人によって違ったものを使うんだそう。

また、部屋の各所に東山さんの体験をもとにしたお話が描かれた自由帳が置いてあるので、ぜひ読んでみてください。

 
心地の良い空間なのでつい長居。
問診の結果はひとつずつ手作業での制作なので、完成まで小学校内を見てまわっているといいかも。
みなさんも元気をもらいに行ってみてはいかがでしょうか~(´-`*)

「十二 みやけ」三宅光春(沢渡暮坂エリアの十二みます)

こんにちは。ちゃみです(`・ω・´)
私が今回ご紹介するのは沢渡暮坂エリアの十二みますにある
三宅光春さんの作品「十二 みやけ」です。
 
こちら釣堀池に浮かぶ白い囲いのようなもの。
実は筏(いかだ)にのり、そこまで行けるようになっています!
ということで実際に二人が行ってみました。
 

 
ノリノリです。最初はぎこちなく筏を漕いでいた二人も
慣れてくると「楽しい!」とスイスイ進んでいました。
 
中からの景色は実際に入ってみてからのお楽しみです♪
 
私が体験したのは反対側にあるもう一つの作品。
こちらは丸太のような橋を歩いて近くまで行くことができます。
 

 
豊かな自然に囲まれながら寝転がり目を瞑ると、
水の音が聞こえてきてとても気持ちが良かったです。
そのまま眠ってしまいそう…。
 
皆さんも是非体験してみてくださいね♪

2015年10月9日金曜日

「輪郭へ」小林達也(旧五反田学校)

こんにちは、のぞみです。

 今回は再び旧五反田学校の作品を紹介させていただきます。

 五反田学校の廊下には、等間隔でカラフルな抽象画が飾られています。
これは、小林達也さんの作品、「輪郭へ」です。
大きなキャンバスには、たくさんの色が、様々な筆づかいで自由に模様を描いています。
ずらりと並んだ作品たちは、それぞれ色調や線の調子も違っていて、
どれも異なる印象を感じました。
複数ある抽象画のなかから、自分の好きな一枚を探してみるのもいいですね。

 

「産巣日」服部八美(六合エリア 長英の湯 広場)

こんにちは、みおです。
今日は六合エリアに展示されている服部八美さんの作品「産巣日」(むすび)
ご紹介したいと思います。

この作品は緑の芝生がひろがる広場に佇んでいます。
私が訪問した日は晴れていて青空がとてもきれいな日だったのですが、
この石造りの柱がまさに上にひろがる六合の青空と山々、
そして下にひろがる芝生を結んでいるように見えて、
この作品は六合の自然と合わせて一つの作品なのだと感じました。

みなさんも訪れた際はぜひ、六合の美しい自然と一緒に作品をご覧になってみてください。


おすすめグッズ

こんにちは、みおです。
今回は伊参エリアの「旧伊参小学校」で購入した素敵なグッズをご紹介したいと思います。

それがこちら!伊参エリア「旧五反田学校」でも作品を展示されている
大場さやかさんの「Sculpture accessory」のヘアゴム(1200)です

なんと本物のコンクリートが使用されています!
実際に手に取ってみると独特のひんやり感とすべすべ感が…!

あまりのかわいらしさに即決で購入してしまいました(*´▽`*) 
ヘアゴムの他にもリングやイヤリングなどもあるのでぜひチェックしてみてください!

「逃走の巣」‏ 小山真徳(十二みます)

今回は、沢渡暮坂エリアにある小山真徳さんの作品、「逃走の巣」をご紹介します。

建物の中に入ると、そこにはたくさんの文字や、
鳥が刀を持った絵が部屋一面に張り出されています。
照明も暗いので不思議な怖さ。
 
 
 
二階に踏み入れると、そこにはもっと不思議な光景が...!
目が壁一面いろんなところに書いてある部屋。鳥の巣が作られている部屋..
.ほかにも不思議な部屋がありました。
 

 
今回作者の小山さんがいらっしゃったので、インタビューをすることができました。
小山さんはこの六合村に約3ヶ月滞在していたそうです。
その時に向けられる村の人の目、村の方の話すことば、
民話これらを大事に拾い上げながら、このような作品を作り上げたそうです。
 
小山さんは作品を作る際には、普通なら拾われない、
埋もれてしまうようなものを出来るだけ拾い上げるようにしているそうです。
 
少し独特な世界が広がったこの作品。ぜひみなさんも六合のことば
、民話、小山さんの触れたものたちに会いに来てください。

六合 道の駅のとうもろこし

こんにちは、みさきです。今回は、六合の道の駅で出会ったとうもろこし「栄ちゃん家のサニーショコラ」についてご紹介します。
 
道の駅で、「生で食べられるとうもろこしがあるよ~」と声をかけていただき、立ち寄ってみることにしました。

生のとうもろこし、本当においしいのかな……?(ω’)
と、最初は思ったりもしていたのですが、もうびっくりしました! 

大変!おいしかったです!!







 

みずみずしくて、シャキシャキしていて、とっても甘かったです。あんなに甘いとうもろこしが食べられるなんて、予想外でした! 
ちなみに、その日のとうもろこしの糖度は、なんと、18度だったそうです……!
 
そのままでも十分美味しく食べられるこのとうもろこしですが、焼きとうもろこしも販売していました。焼いたらもっと甘くなりそうですね……。

とっても美味しいので、ぜひ皆さんも、見かけたときは食べてみてくださいね!

「幻影とその向こう側」福島陽子(伊参エリア)

こんにちは、ユウコです。
今回は福島陽子さんの「幻影とその向こう側」についてご紹介します。
 
この作品は旧五反田学校にあります。
教室に入ると、空間全体が作品になっているように感じました。
こんな赤い物体が吊り下がっていたり、可愛い塩の山があったり、
置いてあるものひとつひとつに目を引かれます。
大きな地図もありました。これも不思議なのです…!
 
古い農機具も置かれていて、この建物の雰囲気や窓から差し込む日差しと相まって、ノスタルジックな空間になっていました。
教室に入って雰囲気を味わうだけでも楽しめると思います。
ぜひ会場でご覧ください!
 


 
 

2015年10月8日木曜日

おすすめみやげ!

こんにちは。なかじまです。

今回は中之条伊勢町エリアのつむじで購入したこけしを紹介します。

このこけしは、こけし作家のRaku-Mokuさんが群馬県産の木を使い、すべて手作業で作り上げた世界にたったひとつのこけしです。

木目が見え、手作りならではのぬくもりが感じられます。

手のひらに収まるサイズでころんとした形がとても癒されます。

今回わたしはかっぱを購入しましたが、いろいろな動物やぐんまちゃん、だるま、ニンジャなど種類が豊富にあり、どれもかわいいので、つい何体も集めたくなってしまいます。

みなさんも世界にたったひとつの自分だけのお気に入りのこけしを見つけてみてはいかがでしょうか。

1体、1300円~購入できます。
 
 

 「CHIKUWA」岩城和哉+東京電機大学岩城研究室(伊参スタジオ)

こんにちは、たまえです。
今回紹介するのは、伊参スタジオの岩城和哉+東京電機大学岩城研究室「CHIKUWA」、
ちくわです。
 
竹の輪→竹輪→ちくわ。その名の通り、竹を用いた輪の作品です。
校庭の隅っこにあるこの輪っかは、靴を脱いでその上を歩くことができます。
私も実際に歩いてみると、足の裏を竹のフシに刺激されてエンドレス青竹踏み状態。
秋晴れの気持ちの良い天気のおかげで太陽の熱をためてじんわり暖かかったです。
訪れるなら晴れの日がおすすめ!子供たちも楽しそうに歩き回っていました。
 
竹のトンネルや、竹でできた楽器もあり、竹三昧できますよ~!
 
 

2015年10月7日水曜日

「赤い河」髙田純嗣(伊参エリア)

こんにちは、ユウコです。
今回は髙田純嗣さんの「赤い河」についてご紹介します。
 
この作品は伊参スタジオの2階にあり、部屋の中にいくつかの作品が置かれています。
注目ポイントは素材と形です。
 
素材は金属で硬質なものなのですが、それがぐにゃっとした形になっているのです!
硬いのに柔らかい?というのが不思議でおもしろいです。
また、光沢も見どころです。
光の当たり方によって、チョコレートのような色に見えたり、
飴のような質感に見えたり、じっくり眺めてしまいました。
 
こんな風に作品を見ていると、無機質な印象だったのがどこか
温かみを感じるようになりました。これも不思議ですね。
 
見れば見るほど新しい発見がある作品ではないかなと思います。
ぜひ会場でじっくりご覧ください!
 

 

「まばたきして、まばたきして、まばたきして、忘れる。」魚住哲宏+魚住紀代美(中之条伊勢町エリアの中田木材)‏

こんにちは。ちゃみです(`・ω・´)
今回私がご紹介するのは中之条伊勢町エリアの中田木材に展示されている
魚住哲宏さんと魚住紀代美さんの作品、
「まばたきして、まばたきして、まばたきして、忘れる。」です。
 
 
部屋に一歩踏み入れるとそこは秘密基地のような場所。
何か巨大な秘密装置を見つけてしまったような気持ちになり好奇心をくすぐられます。
この作品、よく見てみると蚊取り線香やプラスチックのスプーンなどが使われていて
中之条町で集めた不要品が部品になっているんです!
 
おやおや。テレビの画面に何かが映っています。
何の映像が流れているのでしょうか。
 
 
テ、テレビの中に私と先輩が映ってる!?
 
普段の生活では何気なく使っているものも使い方を変えると
面白いものに変化する、そんなことを教えてくれた作品でした。
 

2015年10月6日火曜日

「その土地の記憶を汲む」吉野祥太郎(伊参スタジオ)

こんにちは、あべです!今回紹介するのは、
伊参エリア、伊参スタジオの校庭にある、
吉野祥太郎さん作「その土地の記憶を汲む」という作品です。

 地面の一部がそのまま持ち上げられている、大きくてとても目立つ作品なのですが、
近づいてよく見てみると層になっている土の色が違っていて、
この場所で生きた人々や生き物、起きた自然現象など、
何百年、もしかしたら何千年にもなるかもしれない
土地そのものの歴史を感じさせます。

他の場所で同じ手法を用いて作品を作ったとしても、
今回のものとは全く違うものになるはずです。
ここでしか見られない、ここだけの記憶を味わうことができるのです。

また、普段は意識していないけど、自分が歩いている足の下に
それぞれの土地の歴史があるのだと気づかせてくれる作品だと感じました。



「霧の下で」外丸治(四万ギャラリー)

こんにちは。なかじまです。
今回は外丸治さんの「霧の下で」を紹介します。
 
外丸さんの作品は四万ギャラリーにあり、
ギャラリーのなかに木彫作品が展示されています。
ここで見られる外丸さんの木彫作品は丸みを帯びており、ぬくもりが感じられます。
 
ギャラリーの窓から外を眺めると、四万の雄大な自然が広がっています。
外丸さんのあたたかい木彫作品と四万の大自然が織りなす風景がぴったりとマッチしていて、
ギャラリーのなかは癒しとくつろぎの空間が創られているように思います!
 
とても居心地が良いので、木のぬくもりを感じながら、川の流れる音に耳を澄ませ、
のんびりとした時間を過ごしたいと感じさせられました!
 

 

2015年10月5日月曜日

「棘のある風景」石坂孝雄(赤岩の土手)

こんにちは。なかじまです。
今回は赤岩の土手にある石坂孝雄さんの「棘のある風景」を紹介します。
 

 
皆さんは「棘」という字、読めますか?これは「いばら」という字です。
わたしはこの作品と合わせて、キャプションも気に入りました。
「ヒョキ ニョキ ヒョキ ニュキ 
ニュキ キューン ニュキ キューン
ヒョキ ニュキ」
この音とともに、棘が生える様子が浮かびます。棘というと、とげとげしくて痛いイメージがありますが、わたしはこのキャプションを見て、棘が可愛らしいもののように見えてきました。
作品だけではなく、キャプションにも目を向けてみると、興味深いことが書かれていて、作家さんのことが少し分かったり、作品の見方が変わったりするので、ぜひキャプションも楽しみながら回ってみてください!