群馬県立女子大学文学部美学美術史学科のアートマネジメントゼミが「中之条ビエンナーレ2025」でみつけた作品の魅力などを期間限定でお知らせしていきます。すべての記事は学生がエリアをまわり、見たり、聞いたり、感じたことがベースになっています。 本活動は2013年から継続しているものです。2013年の中之条ビエンナーレでは群馬県の「やま・さと応縁隊」の事業として本活動を行いました。2015、2019、2021、2023年は引き続きブログで情報発信を行っています。ここでは過去の記事もご覧になることが出来ます。 本学科HPもぜひチェックしてください。https://www.gpwu.ac.jp/dep-pos/dep/lit/art/
椅子に深く座って。
静かに呼吸をして。
水滴が落ちる。
今回私がご紹介する作品は、旧廣盛り酒造に展示されている
松浦季恒さんの『共呼』です。
目の前にあるのは、細胞の浮かんだ水槽。
そばにある椅子に深く腰をかけて、静かに呼吸をすると
ーぽつり、水滴が落ちて、水槽の水面に波紋が立ちます。
まるで自分の呼吸と作品が呼応し合っているかのよう。
この作品を前に、あなたは何を思うでしょう。
あなたの呼吸は、作品とどう響き合うでしょう。
ぜひ、足を運んで実際に鑑賞してみてください。
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