私からは、蛇野に展示されている中村岳さんの作品を紹介します。蛇野は50年ほど前に伝書鳩を飼育する為に使用されていた建物です。現在は廃墟となり、草が生い茂ったその土地にある、真っ白い柱でできた作品は目を引きます。
展示を見に訪れたときに、作者である中村岳さんがいらっしゃったので話をお伺いすることができました!
今回の作品のコンセプトは「幻の集落」だそうです。SNSなどで呼びかけて集めた中之条の廃材を利用し、空想の建物が柱で表されています。早朝や夕暮れ時には、数匹の猫が集まり、柱を渡ったり建物内で休んだりしているようです。ぜひ、見てみたいですよね。
中村さんは建物が好きで、120件ほどのお寺を自転車で見回ったことがあるそうです。
建物の中でも柱に最も興味があるようで、日本の木造の柱と木の再生力が深く関わっていることを熱く語ってくださいました。
ビエンナーレ後も作品は撤去せずに残しておき、さらに規模を広げて制作を継続させていく予定だそうです。今後、「幻の集落」がどう変化していくか楽しみですね!
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