群馬県立女子大学文学部美学美術史学科のアートマネジメントゼミが「中之条ビエンナーレ2023」でみつけた作品の魅力などを期間限定でお知らせしていきます。すべての記事は学生がエリアをまわり、見たり、聞いたり、感じたことがベースになっています。 本活動は2013年から継続しているものです。2013年の中之条ビエンナーレでは群馬県の「やま・さと応縁隊」の事業として本活動を行いました。2015、2019、2021年は引き続きブログで情報発信を行っています。ここでは過去の記事もご覧になることが出来ます。 本学科HPもぜひチェックしてください。https://www.gpwu.ac.jp/dep/lit/art/
こんにちは、吉良です。
今回は、イサマムラに展示されている野口桃江さんの
『Hacked piano : Revivify 52328』をご紹介します。
本作品は、伊参小学校に遺された古いピアノに演奏者の脈拍を音に変換する
「Hacked piano」という装置を取り付け、作品化したものです。
脈拍の音に合う音を自分で探していく行為は、宝物を探す時の心情にとても良く似ていました。
ときには、人に見られていることの恥ずかしさからか脈拍が速くなり、とても劇的な音になることもありました。
自分の脈拍と連弾することができ、
まるで、自分の心と対話しているような感覚になる、そんな作品でした。
みなさんも是非「自分だけの音」を奏でる体験をしてみてはいかがでしょうか?
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