2025年9月30日火曜日

『無の光』リョン・ミー・ピン(市街地エリア)

 こんにちは、すいかです。

今回ご紹介する作品は、中之条市街地エリアの近藤公園ゆびき りテラスに

展示されている、リョン・ミー・ピンさんの《無の光》です。 


木の枠に吊るされた数々の透明なオブジェは、光を受けて虹色に輝きます。


 形がバラバラなため、それぞれが異なる表情で光を反射し、

見る角度や天候によっても表 情を変えていきます。

 訪れた日は雨模様でしたが、晴れの日には陽光を通してさらに

鮮やかな光の広がりが楽し めるでしょう。 

その時その場の光や天気によって見え方が変わるところに魅力を感じました。

じっと眺め ているだけで時間を忘れてしまうような、不思議な体験です。 

みなさんも、ぜひそのきらめきを体感してみてください。

2025年9月29日月曜日

『棲みか』ノエル・エル・ファロルさん  (イサマムラ)

 こんにちは、かなでです。

今回、私がご紹介するのは、ノエル・エル・ファロルさんの『棲みか』です。


こちらは廃材を再構築したインスタレーションアートです。

空間の中に配置された、本来捨てられてしまうはずの廃材。

そこに人々の祈りや希望の言葉が集った時、その空間はどのように変化するのでしょうか。

 

というのも、本作品は私たち鑑賞者が、希望の言葉や祈り、

またそれに関する印などを紙に書くという行為を通じて、

空間全体が変化していくというものです。

 



あなたがこの空間に訪れた時

何を感じるでしょうか?

また、もしあなただったら

どんな祈りや希望の言葉を

この空間に残していきますか?

 

ぜひ足を運んでみてください!

 

 

2025年9月28日日曜日

スタンプラリー紹介

 こんにちは、ゆきです。

 

今回は、中之条ビエンナーレで開催されているスタンプラリーをご紹介します。

 

中之条ビエンナーレは、チケットを購入して鑑賞パスポートと

引き換えを行うことで鑑賞することができます。

 

鑑賞パスポートの中には会場番号と枠が用意されており、

会場番号ごとに異なるスタンプが押せるようになっています。

 

どのスタンプも可愛らしく、会場に合うようなデザインでした。

 

31箇所すべて集めるともらえる、オリジナル記念品も用意されているようです。

引き換え可能期間は会期中までなので早めに引き換えに行くのが良さそうですね。

 

ぜひ、コンプリートを目指してみてはいかがでしょうか。



『いのちの道具』カリン・ファン・デル・モーレン(澤渡神社)

 こんにちは、とうこです。

今回は、沢渡暮坂エリアにあるカリン・ファン・デル・モーレンの《いのちの道具》をご紹介します。



この作品は、澤渡神社の社殿の前に展示されています。

澤渡神社までは、沢渡ギャラリーから旧沢渡館へ向かう途中、横道にある階段を上がっていくとたどり着けます。

ふと現われるその神社の境内に、ひっそりと佇む《いのちの道具》。

皆さんは、この作品が何を表していると思いますか?




実はこの作品、「巨大な針」をかたどったものだそうです。かつてこの地域で営まれていた養蚕業を支えた女性たちへの敬意が込められており、その思いを形にした記念碑のような存在でもあります。

近づいてよく見てみると、無数の細く裂かれた竹が編み込まれていたり、布が貼られていたりと、手仕事の痕跡が随所に感じられます。




針の先端から布、そして繊維へと進んでいく「縫う」という行為を、素材と構造で表現しているようにも思えました。

さらに作品の一部に使われている布は、中之条の人々から寄贈された古布だそうです。地域の記憶や思いが、この針の造形を通してひしひしと伝わってきます。

ぜひ、澤渡神社まで足を運び、この地域に刻まれた歴史、文化、人々の記憶を感じてみてください。

2025年9月27日土曜日

『ここでてをふる』大野光一さん(伊参エリア)

 こんにちは ゴマ大福です。

今回は大野光一さんの『ここでてをふる』という作品について

紹介し ていきたいと思います。

部屋一つを使った大きな作品で、沢山の絵の具や作品が展示されてい ました。

特に絵の具や筆が集められている所が印象に残っています。

物が沢山置いてあるのに 統一されていて、

どこか落ち着く雰囲気を持った作品だと感じました。作

品が生まれる場所を展 示するということが興味深かったです。

空間を使った作品なので、自分だったら特にどの部分が 好きか

探してみるのも面白いと思います!



『光の存在』テレサ・クレアさん(市街地エリア)

  こんにちは!とまとです。

 今回ご紹介する作品は市街地エリア、旧廣盛酒造に展示されている

テレサ・クレアさんの『光の 存在』という作品です。

 旧廣盛酒造の二階に上がって奥の和室の空間に展示されています。


温泉からインスピレーションを受けているということで中央に蛇口と桶があり、

色合いも温かみ のある作品となっています。 

和室に展示されているのもメルヘンな作品と対照的でアンバランスな

空間になっていて面白い なと思いました。


 自分の身長を超える大きな作品から 10 ㎝ほどのちいさな生き物(?)

まで様々な大きさの物が あり、様々な画材で色が塗られていて

細部まで見るのがとても楽しい作品でした。 

ぜひ間近で鑑賞し、細かいところまで見てみてください。


2025年9月26日金曜日

『そこに在る、見えない生活』 鮫島弓起雄さん(沢渡暮坂エリア)

こんにちは、すいかです。今回ご紹介するのは、
沢渡暮坂エリアの沢渡ギャラリーにある 鮫島弓起雄さんの
《そこに在る、見えない生活》です。 


ギャラリーの下階にある、かつての生活空間をもとにした展示では、
ベッドや棚、こたつ、 照明などの暮らしの中にあるものが、
寸法図とともに黒い骨組みによって形作られていま した。 
骨組みと寸法図だけなのに不思議と暮らしが想像できました。
あえて簡略化されているか らこそ、そこにあったであろう“暮らし”を
より強く感じられた気がしました。


これは鍋でしょうか?他にも暮らしの中にあるものがたくさんありました。
何があるかは、 ぜひ会場で探してみてください!

2025年9月25日木曜日

『風が見えるなら』サム・オセ―ニョさん(伊参エリア)

 こんにちは。カジキマグロです。

今回ご紹介する作品は、伊参エリアのイサマムラにて展示されている、

サム・オセ―ニョさんの「風が見えるなら」です。

 

タイトルを見ただけで、なんだかわくわくした気持ちになる作品ですよね!

 

こちらの作品は、マニラと中之条の高校生が作家さんと共同制作した

インスタレーションだそうです。

 

布が渦巻き状に吊るされていることで風の流れを視覚的に感じました。

また、作品の中心に入って上を見上げることで風の中にいるような気持ちになりました。

布には葉や魚、人など様々な絵が描かれていました。


布の素材や色のきらめき、描かれているものなどから、

柔らかな風を感じることができました。

 

ぜひ皆さんも風を見てみませんか?




2025年9月24日水曜日

『平等で公平な学び舎〜理念的に正しい「読み・書き・そろばん」〜』木村吉邦さん(伊参エリア)

 こんにちは、ゆきです。

 

今回は、伊参エリア、旧五反田学校に展示されている、

木村吉邦さんの『平等で公平な学び舎〜理念的に正しい「読み・書き・そろばん」〜』

という作品を紹介します。

 

作品は教室内に展示されています。

中でも目についたのは、巨大な木枠です。

 

木枠は四角い箱のように組まれており、その中には机がおいてあります。

机を前にして立つと、丁度目線の位置になるであろう両隣には、

丸く輪を作った紐が吊るされていて、教室にあるには不自然なさまに、

恐ろしさを感じました。

 

そのほかにも、教室内には複数の作品が展示されています。

長く繋がったそろばん、床に広がる不統一な教材、黒板に示された掛図など、

作品の内容が「学校」という舞台にピッタリはまっており、

まるで昔にトリップしたかのような生々しさがありました。

 

見れば見るほど「平等で公平である」とはどういうことか、

考えさせられる作品です。





『いのちの道具:一本の糸から』カリン・ファン・デル・モーレンさん(沢渡暮坂エリア)

 こんにちは、みーばるです。

 今回は、沢渡温泉街に佇む「旧沢渡館」に展示されている

カリン・ファン・デル・モーレンさんの

『いのちの道具:一本の糸から』についてご紹介します。


 旧沢渡館は沢渡温泉街の旅館の一つとして経営されていたため、

いくつも部屋があります。カリンさんの作品は、

1階の奥の部屋と地下1階に展示されていました。

 

まずは1階です。ここではいくつかの座敷に白い布が吊り下げられていました。

よく見ると縫い合わされていたり編まれていたりと布一つひとつに

個性が感じられます。

インスタレーションとして展示されているこの作品たちは、

キャプションによれば「カリン・ファン・デル・モーレンの作品は、

持続可能性と、丁寧な手仕事の価値を主張します」とあり、

かつてこの地で行われていた養蚕業に想いを馳せることができる作品となっています。

 Uターンして地下1階へ足を踏み入れると、

地上とは違った不思議な雰囲気を漂っていました。

最初の部屋は洗面所のような空間で、正面の窓を見るとそこには人影が……

置いてある物たちはありふれている物なのに、

並べられていることによって独特な空気感が生み出されています。

   

 扉の奥には小さな浴室が壁を隔てて2つありました。

おそらく男湯と女湯として使われていたのでしょうか。

湯船の中には顔が映っていたり、象徴的なオブジェクトが置かれたりしていました。

奥の浴室では一定の間隔でホースから水が流れ出る演出もあり、

視覚と聴覚が同時に刺激されるインスタレーション作品となっています。

 

 浴室を抜けると一転、明るい世界が広がっていました。

シンクには大量の歯ブラシがあり、反対側にはかつて使われていたであろう部屋着が

大量に掛けられていました。

 

 最後の部屋には引き出しが全て開けられた箪笥がたくさん置いてありました。

右の一角には全裸の男性の映像が映し出されており、シュールな空間になっていました。


この部屋を抜けると先ほど降りてきた階段があるため、

私たちは地下を一周してきたことが分かりました。

地下の一連のインスタレーション作品たちによって、

この館に秘められた何かを全身で感じることができました。

 

 皆さんも沢渡エリアに訪れた際はぜひ旧沢渡館に足を運んでみてください。

そして全身でこの空間を味わい、さまざまな人々と共有してみてほしいです。

2025年9月23日火曜日

県女生おすすめグルメ♪  MADOKA 「ローストビーフサンド温玉入り」

 こんにちは、マルガレス・ペンタです。

今回はアートめぐりから一息ついて、おすすめのグルメをご紹介します。

 

伊参エリアの総合案内所である伊参芸術文化創造施設「イサマムラ」(旧伊参小学校)の校舎から出て右側に進むと、いくつかのキッチンカーが並んでいます。

 

お腹を空かせていた私は長考の末に、ホットサンドのお店MADOKAの「ローストビーフサンド温玉入り」を注文しました。

 


ぎっしり入ったローストビーフの旨みと、トマトの甘み、そして温玉がとろっと溢れて…

一気に口に運べば、口の中はもちろん気持ちもお腹も幸せな気持ちで満たされます。

 

食材にもとっても拘っているようで、メニューも豊富です。




メニューを見ているだけでお腹がすいてきますね。

皆さんもぜひ、伊参エリアを訪れる際にはMADOKAにお立ち寄りください。


2025年9月22日月曜日

藤原隆洋さん『flow』(市街地エリア)

 こんにちは!M・Sです。

今回は、藤原隆洋さんの『flow』という作品についてご紹介させていただきます。



この作品は中之条市街地エリアにある旧廣盛酒造にて展示されています。


酒造に入ってすぐ目についたのは、一直線に並べられた、幾多の容器。

何が入っているのだろうかと興味を惹かれ、近付いてみると、

それは吾妻地域の川沿いで採集された川砂でした。





遥か昔、中之条は湖でした。今は存在しませんが、古中之条湖と呼ばれるこの湖の痕跡は、

地層として確認されています。


もっと遡ると、海底にあったそう。

(なんと、海の魚の化石の宝庫だったのだとか!)


さらに、火山活動の影響を色濃く受けた歴史を持っており、

そんな複雑な自然史を辿った中之条は、

盆地・河岸段丘・丘陵地などがみられる変化に富んだ景観を形成しています。



『flow』という作品は、中之条の複雑な地質に関心を抱いた作者が、

古代の人々の生活の源ともなっていた吾妻地域の川沿いから採集した川砂で出来ています。

整列された川砂たちの向かいに、タンクに囲まれて設置された『flow』。

夥しい数の川砂が円形に敷き詰められ、不思議な模様を描いています。


どのように模様をつけたのか、その模様がどのような意味を持っているのか、気になりますね。



2025年9月21日日曜日

『ラ・アナモルフォーズ』泰然+吾妻中央高校環境工学研究部さん(沢渡暮坂エリア)

 こんにちは、すいかです。今回ご紹介する作品は、沢渡暮坂エリアの旧西中グラウンドにある、泰然+吾妻中央高校環境工学研究部さんの《ラ・アナモルフォーズ》です。

作品≪ラ・アナモルフォーズ≫はフランス語で歪像を意味し、特定の視点から見たり、器具を使ったりすると正常に見えるデザイン技法のことだそうです。(キャプションより抜粋)



実際に、グラウンドに立ってみたときは形がよく分からなかったのですが、
指定された場所に立って眺めてみると、不思議なことにきちんとした形が浮かび上がってきました。

静かな廃校の風景とともに作者の知恵と技術がしっかり刻まれているようで、とても印象に残りました。

実際に現地に立ち、視点を変えてみるからこそ体験できる驚きがあります。みなさんもぜひ、足を運んで味わってみてください。


2025年9月20日土曜日

『歯車のオルゴール』つちやあゆみさん(伊参エリア)

 こんにちは、ゆきです。

 

今回ご紹介する作品は、伊参エリア、イサマムラにて展示されている

つちやあゆみさんの『歯車のオルゴール』です。

 

イサマムラは2013年3月に閉校した伊参小学校を指しており、複数の作品が展示されています。

『歯車のオルゴール』は入口から少し歩いた先の教室前のスペースで鑑賞できます。

間接照明によって歯車が照らされ、壁に影が映る様子は非常に目を惹かれます。

 

近くで見ると歯車の凹凸が噛み合うように丁寧に作られていることが分かります。

照明が優しい陽だまりのような明るさなので、より木の温かみが伝わってくるようでした。

 

この作品の一押しポイントは実際にオルゴールを奏でることができる作品だということです。

手前にあるハンドルを矢印の方向に回すと木の球がぶつかって音楽が奏でられます。

木琴を叩いているような音で、ポンポンと歌う様子を見るのは楽しいですね。

緩急をつけても音の大きさや響きが変化して面白いですよ。

 

ぜひ、皆様にも、五感を使って楽しんでいただきたいです。

全体図

楽譜


『知の底』古賀充さん(市街地エリア)

 こんにちは!とまとです。             今回は市街地エリア、旧廣盛酒造にて展示されている古賀充さんの『地の底』をご紹介します。

旧廣盛酒造の受付をまっすぐ進み、左側にある作品です。

作品が展示されているスペースに入るとまずはじめに大きな本棚が立ちはだかります。本棚の左側に行くにつれてメモ書きがたくさん貼られています。本棚を通りぬけると、、、



巨大な雲の絵が現れました。すっきりとした空ではなく分厚い暗雲が描かれており、

迷いや苦悩を連想させます。さらに進むと


「私はいま知ろうとしている」というメッセージが残された机が置かれています。

 本棚、雲の絵、最後のメッセージ、一見すると一つ一つ独立しているようにも見えます。

 鑑賞していた際作者である古賀さんと偶然お会いすることができ、お話を伺うことができました。古賀さんによると、本棚は世の中の膨大な情報を表しており、左側に行くにつれてメモ書きが増えていくのは自分が何かを学び取って物事の解像度を高めている様子を表現しているそうです。そこから想像力をさらに膨らませ、試行錯誤し、行き詰まる様子を雲の絵で表し、この一連の流れこそが「知ること」であるということを最後のメッセージで伝えているとのことでした。

 みなさんも自分が何かを知ろうとする際どのようなプロセスをたどっているか想像しながら鑑賞してみてください。

 


2025年9月19日金曜日

 こんにちは、とうこです。

今回は、沢渡暮坂エリアにある白根開善学校の生徒たちが手がけたアート作品、《六合の奏(かなで)風鈴プロジェクト》をご紹介します。

            



この作品は、花楽の里に展示されており、中等部・高等部の生徒一人ひとりが手作りした陶の風鈴と麦わらアートで構成されています。

 


どの風鈴も個性豊かで、それぞれに思いが込められているのが伝わってきました。

中には思わず微笑んでしまうような、可愛らしいデザインのものも。



          



風鈴を彩る麦わらの装飾が、ひとつひとつの風鈴をやさしく輝かせているように感じました。

 

陶器ならではの、からんからんとした柔らかく、温かみのある音色は、ガラスの風鈴とはまた違った魅力があります。

 

いくつもの音が重なり合い、響き合って、自然の風景と美しく調和していました。

 


ぜひ、花楽の里を訪れて、手作りの風鈴の音色に耳を澄ませてみてください。

目でも耳でも楽しめる、心が和むアート空間です。

 

『漂う糸と地形』ジョセフィン・トゥラルバさん(伊参エリア)

 こんにちは、マルガレス・ペンタです。


今回私が紹介する作品は、ジョセフィン・トゥラルバさんの《漂う糸と地形》です。


この作品は、伊参エリアの総合案内所である伊参芸術文化創造施設「イサマムラ」(旧伊参小学校)の2階、階段を上がってから奥の方に展示されています。



天井から下げられた10枚の大きな織物。

 

時折ゆらめきながら、部屋に流れる心地よい不思議な音と共に

教室という空間を幻想的なものにしています。

 

そしてよく見てみると、

私たちの知らない、ちょっと楽しげな海の世界が刺繍で描き出されています。



暑さの長引く今日この頃に、

どことなく涼しさや穏やかさを感じられるこの作品。

 

是非、見に行ってみてはいかがでしょうか。


2025年9月18日木曜日

県女生おすすめグルメ♪ 美野原食堂「野菜のおきりこみ(味噌)」

 こんにちは、みーばるです。

 沢渡暮坂エリアを一通り回ったことにより、かなり歩き疲れた私たち一行は、空腹も限界値を迎えていました。ビエンナーレの地図を見ると中之条ガーデンズに飲食店があることが分かり、ガーデンズに入場してすぐに美野原食堂へ。

メニューはどれも美味しそうなものばかりで、友達はローストポーク定食を頼んでいました。私は群馬ならではということで「野菜のおきりこみ(味噌)」を注文。しばらくしてブザーが鳴り、カウンターへ料理を取りに行きました。



どんぶりに入ったそれは、つゆのとても良い匂いがしました。

 「いただきます。」

 煮込んだばかりでアツアツの太くて平たい麺をフーフーして冷ましながら、一気に啜りました。すると味噌ラーメンとも味噌汁とも違った出汁の効いたつゆが麺に絡んで口の中に運ばれて行きました。素直に「美味しい!」と思いました。

 

 つゆの中には、野菜とついているだけあってたっぷり具が入っていました。小松菜、白菜、ネギ、しめじ……どれもくたくたに煮込まれていて味が染みていました。

 

 空腹だったのもあって夢中になって食べてしまい、無事完食することができました。一杯で十分満足感のあるメニューになっています。皆さんも、ビエンナーレを回る前の腹ごしらえ、または回った後の癒しとして、ぜひこちらの食堂で美味しい料理を堪能してみては?