こんにちは、いわたです。
今回は沢渡暮坂エリア、
旧沢田小学校にある宮嵜浩(BOMBRAI WEST)さんの作品「SAWADA SCHOOLOGICAL NICHE」をご紹介します。
こちらの作品、教室には机と椅子が普段児童に使われているのと同じように並べられていて、
その机の上には一つ一つドーム状の透明な容器に入れられた植物が置かれています。
この植物はすべて違った様子のもののようです。
まるでそこに座っていた児童たちの個性を表しているかのような…。
作品タイトルにあるNICHE(ニッチ)は「すき間」という意味で、
廃校して人間がいなくなったこの空間を指しているとのことです。
廃校というフィールドを作品内に反映させ素敵な意味が込められている作品ですが、
等間隔で並べられた植物とそれを照らすライトは
普通の学校にはない寂寥感や非日常感を感じさせます。
こちらの作品はプールにも展開されています。
プールサイドを覆っているのは黒い巨大なビニール。
風が吹くたびビニールが大きくなびくので、まるで生き物のようですが
、絶対的に人間とは異なる存在であることを痛感します。
こちらからも、人がいなくなってしまった寂寥感を感じられます。
皆さんも、人がいなくなった廃校という「すき間」と、
そこから現れるこの作品を感じてみてください。
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