こんにちは!M・Sです。
今回は、藤原隆洋さんの『flow』という作品についてご紹介させていただきます。
この作品は中之条市街地エリアにある旧廣盛酒造にて展示されています。
遥か昔、中之条は湖でした。今は存在しませんが、古中之条湖と呼ばれるこの湖の痕跡は、地層として確認されています。
もっと遡ると、海底にあったそう。
(なんと、海の魚の化石の宝庫だったのだとか!)
さらに、火山活動の影響を色濃く受けた歴史を持っており、そんな複雑な自然史を辿った中之条は、盆地・河岸段丘・丘陵地などがみられる変化に富んだ景観を形成しています。
『flow』という作品は、中之条の複雑な地質に関心を抱いた作者が、古代の人々の生活の源ともなっていた吾妻地域の川沿いから採集した川砂で出来ています。
整列された川砂たちの向かいに、タンクに囲まれて設置された『flow』。夥しい数の川砂が円形に敷き詰められ、不思議な模様を描いています。
どのように模様をつけたのか、その模様がどのような意味を持っているのか、気になりますね。
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