こんにちは、ほりです。
今回は、伊参スタジオで展示されている、平井陽子さんの作品「道端サーカス」を紹介したいと思います。
小学校のグラウンドにぽつんとたたずんでいるビニールハウスの骨組み。
サーカスという名の通り、火の輪くぐりの輪っかのように吊るされているしましまのフラフープ。
抽象的なこの作品、わたしも最初見た時は何がなんだかよくわかりませんでした。
その後作家さんにお会いすることができたのですが、お話を聞いていると、実はたくさんの秘密が込められた作品であることがわかったのです!
その秘密のうちのひとつが、こちら。
パスポートと一緒についてくるこちらのガイドブックには、エリアの地図の他に、各作品の解説や紹介が載っているのですが、この解説文も、平井さんの作品の一部、なんだそうです。
とっても綿密なコンセプトで、わたしもきちんと理解ができているか不安なのですが、このガイドブックの文章は、平井さんが幼い時に見ていた地元の風景の描写で、その風景を伊参スタジオで再現したのが今回の作品なんだそうです。
「目的地」をつくる、というのがコンセプトになっており、ガイドブックの文章は目的地にたどり着くための目印であるため、このように作品の一部として取り入れたのだそうです。
普段は油絵をメインにされているそうですが、今回は目に見える動きを表現したくて、インスタレーションで参加することにした、とおっしゃっていました。
じっくり読んでから作品を見てみると、きっと見方が変わってくるはず…
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