2025年9月28日日曜日

『いのちの道具』カリン・ファン・デル・モーレン(澤渡神社)

 こんにちは、とうこです。

今回は、沢渡暮坂エリアにあるカリン・ファン・デル・モーレンの《いのちの道具》をご紹介します。



この作品は、澤渡神社の社殿の前に展示されています。

澤渡神社までは、沢渡ギャラリーから旧沢渡館へ向かう途中、横道にある階段を上がっていくとたどり着けます。

ふと現われるその神社の境内に、ひっそりと佇む《いのちの道具》。

皆さんは、この作品が何を表していると思いますか?




実はこの作品、「巨大な針」をかたどったものだそうです。かつてこの地域で営まれていた養蚕業を支えた女性たちへの敬意が込められており、その思いを形にした記念碑のような存在でもあります。

近づいてよく見てみると、無数の細く裂かれた竹が編み込まれていたり、布が貼られていたりと、手仕事の痕跡が随所に感じられます。




針の先端から布、そして繊維へと進んでいく「縫う」という行為を、素材と構造で表現しているようにも思えました。

さらに作品の一部に使われている布は、中之条の人々から寄贈された古布だそうです。地域の記憶や思いが、この針の造形を通してひしひしと伝わってきます。

ぜひ、澤渡神社まで足を運び、この地域に刻まれた歴史、文化、人々の記憶を感じてみてください。

2025年9月27日土曜日

『ここでてをふる』大野光一さん(伊参エリア)

 こんにちは ゴマ大福です。

今回は大野光一さんの『ここでてをふる』という作品について

紹介し ていきたいと思います。

部屋一つを使った大きな作品で、沢山の絵の具や作品が展示されてい ました。

特に絵の具や筆が集められている所が印象に残っています。

物が沢山置いてあるのに 統一されていて、

どこか落ち着く雰囲気を持った作品だと感じました。作

品が生まれる場所を展 示するということが興味深かったです。

空間を使った作品なので、自分だったら特にどの部分が 好きか

探してみるのも面白いと思います!



『光の存在』テレサ・クレアさん(市街地エリア)

  こんにちは!とまとです。

 今回ご紹介する作品は市街地エリア、旧廣盛酒造に展示されている

テレサ・クレアさんの『光の 存在』という作品です。

 旧廣盛酒造の二階に上がって奥の和室の空間に展示されています。


温泉からインスピレーションを受けているということで中央に蛇口と桶があり、

色合いも温かみ のある作品となっています。 

和室に展示されているのもメルヘンな作品と対照的でアンバランスな

空間になっていて面白い なと思いました。


 自分の身長を超える大きな作品から 10 ㎝ほどのちいさな生き物(?)

まで様々な大きさの物が あり、様々な画材で色が塗られていて

細部まで見るのがとても楽しい作品でした。 

ぜひ間近で鑑賞し、細かいところまで見てみてください。


2025年9月26日金曜日

『そこに在る、見えない生活』 鮫島弓起雄さん(沢渡暮坂エリア)

こんにちは、すいかです。今回ご紹介するのは、
沢渡暮坂エリアの沢渡ギャラリーにある 鮫島弓起雄さんの
《そこに在る、見えない生活》です。 


ギャラリーの下階にある、かつての生活空間をもとにした展示では、
ベッドや棚、こたつ、 照明などの暮らしの中にあるものが、
寸法図とともに黒い骨組みによって形作られていま した。 
骨組みと寸法図だけなのに不思議と暮らしが想像できました。
あえて簡略化されているか らこそ、そこにあったであろう“暮らし”を
より強く感じられた気がしました。


これは鍋でしょうか?他にも暮らしの中にあるものがたくさんありました。
何があるかは、 ぜひ会場で探してみてください!

2025年9月25日木曜日

『風が見えるなら』サム・オセ―ニョさん(伊参エリア)

 こんにちは。カジキマグロです。

今回ご紹介する作品は、伊参エリアのイサマムラにて展示されている、

サム・オセ―ニョさんの「風が見えるなら」です。

 

タイトルを見ただけで、なんだかわくわくした気持ちになる作品ですよね!

 

こちらの作品は、マニラと中之条の高校生が作家さんと共同制作した

インスタレーションだそうです。

 

布が渦巻き状に吊るされていることで風の流れを視覚的に感じました。

また、作品の中心に入って上を見上げることで風の中にいるような気持ちになりました。

布には葉や魚、人など様々な絵が描かれていました。


布の素材や色のきらめき、描かれているものなどから、

柔らかな風を感じることができました。

 

ぜひ皆さんも風を見てみませんか?




2025年9月24日水曜日

『平等で公平な学び舎〜理念的に正しい「読み・書き・そろばん」〜』木村吉邦さん(伊参エリア)

 こんにちは、ゆきです。

 

今回は、伊参エリア、旧五反田学校に展示されている、

木村吉邦さんの『平等で公平な学び舎〜理念的に正しい「読み・書き・そろばん」〜』

という作品を紹介します。

 

作品は教室内に展示されています。

中でも目についたのは、巨大な木枠です。

 

木枠は四角い箱のように組まれており、その中には机がおいてあります。

机を前にして立つと、丁度目線の位置になるであろう両隣には、

丸く輪を作った紐が吊るされていて、教室にあるには不自然なさまに、

恐ろしさを感じました。

 

そのほかにも、教室内には複数の作品が展示されています。

長く繋がったそろばん、床に広がる不統一な教材、黒板に示された掛図など、

作品の内容が「学校」という舞台にピッタリはまっており、

まるで昔にトリップしたかのような生々しさがありました。

 

見れば見るほど「平等で公平である」とはどういうことか、

考えさせられる作品です。





『いのちの道具:一本の糸から』カリン・ファン・デル・モーレンさん(沢渡暮坂エリア)

 こんにちは、みーばるです。

 今回は、沢渡温泉街に佇む「旧沢渡館」に展示されている

カリン・ファン・デル・モーレンさんの

『いのちの道具:一本の糸から』についてご紹介します。


 旧沢渡館は沢渡温泉街の旅館の一つとして経営されていたため、

いくつも部屋があります。カリンさんの作品は、

1階の奥の部屋と地下1階に展示されていました。

 

まずは1階です。ここではいくつかの座敷に白い布が吊り下げられていました。

よく見ると縫い合わされていたり編まれていたりと布一つひとつに

個性が感じられます。

インスタレーションとして展示されているこの作品たちは、

キャプションによれば「カリン・ファン・デル・モーレンの作品は、

持続可能性と、丁寧な手仕事の価値を主張します」とあり、

かつてこの地で行われていた養蚕業に想いを馳せることができる作品となっています。

 Uターンして地下1階へ足を踏み入れると、

地上とは違った不思議な雰囲気を漂っていました。

最初の部屋は洗面所のような空間で、正面の窓を見るとそこには人影が……

置いてある物たちはありふれている物なのに、

並べられていることによって独特な空気感が生み出されています。

   

 扉の奥には小さな浴室が壁を隔てて2つありました。

おそらく男湯と女湯として使われていたのでしょうか。

湯船の中には顔が映っていたり、象徴的なオブジェクトが置かれたりしていました。

奥の浴室では一定の間隔でホースから水が流れ出る演出もあり、

視覚と聴覚が同時に刺激されるインスタレーション作品となっています。

 

 浴室を抜けると一転、明るい世界が広がっていました。

シンクには大量の歯ブラシがあり、反対側にはかつて使われていたであろう部屋着が

大量に掛けられていました。

 

 最後の部屋には引き出しが全て開けられた箪笥がたくさん置いてありました。

右の一角には全裸の男性の映像が映し出されており、シュールな空間になっていました。


この部屋を抜けると先ほど降りてきた階段があるため、

私たちは地下を一周してきたことが分かりました。

地下の一連のインスタレーション作品たちによって、

この館に秘められた何かを全身で感じることができました。

 

 皆さんも沢渡エリアに訪れた際はぜひ旧沢渡館に足を運んでみてください。

そして全身でこの空間を味わい、さまざまな人々と共有してみてほしいです。