はじめまして、りほです。
今回は伊参エリア・伊参スタジオの一室にある小野崎理香さんの「蔟の教室」をご紹介します。
みなさんは作品の「蔟」という漢字、読めますか?こちらは「まぶし」と読み、蚕が繭をつくるときに糸をかけやすいように藁やボール紙で作った仕切りのある器のことです。蚕は自分で蔟の中に繭を作り、成虫になると繭を押し広げて巣立ち、蔟はまた新しい幼虫を迎えます。
こちらの作品はその蔟を小学校の教室に例えています。
部屋に一歩踏み入れた瞬間、新たな世界に向かって黒板を突き破る力強さに圧倒されました。
机と椅子が並んでいる中をすり抜け、黒板の前に立ったとき、あいだから覗く黒いかたまりに吸い込まれそうですこし怖くなりました。わたしたちの繭を破った先の世界には何があるのでしょうか?
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