2013年10月9日水曜日

「キゴヤの詩」外丸治さん (やませ)


 
こんにちは、ユリカです。今回は「シカのジョウが行く!ビエンナーレ通信 第2号」で取材させていただいた外丸治さんの作品を紹介します。展示場所を訪れたときに偶然外丸さんにお会いし、ご本人から直接作品についてのお話を聞くことができました。

外丸さんの作品はひとつの建物を利用し、そこにいくつもの木彫が展示されています。まず目に留まるのは、建物内の梁部分に乗っている大きな木彫です。これらは、普段大工のお仕事をしている外丸さんご自身で上に登り設置をしたそうです。

また、白い和紙で覆われた壁の隙間からは、眺めの良い景色が見ることができます。

どこか神秘的な雰囲気が漂う中心にある船は、神的もしくは何かの精霊のようなものの世界との境界を自由に行き来できるという設定だそうです。その船が浮かぶ水は、作品にも建物にも使われている木の樹液をイメージしているそうです。作品全体のストーリーがあり、ひとつの世界が出来上がっているように感じられました。このような作品のストーリーを聞くと作品鑑賞がより一層楽しくなりますよね。

天井部分には、魅力的な顔をした神的なもののけたちのお面が並んでいます。ぜひ上を見上げてみてください。

景色の良い神秘的な空間でゆっくり深呼吸をして木の香りに癒されてはいかがでしょうか。

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